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Vol.04 Chimera [合成獣]~Concept Model

Vol.04 Chimera [合成獣]~Concept Model

ZBrushマスターとして独特の存在感を放つVillard・岡田恵太が、ZBrushを用いた勢いのある造形テクニックを毎月紹介していく本連載。今回は犬をベースとして複数の動物の特徴を合わせた架空の合成獣を創作します。

TEXT_岡田恵太 / Keita Okada(Villard Inc.
EDIT_小村仁美 / Hitomi Komura(CGWORLD)



不気味な雰囲気の中に美しさを感じさせる獣

今回のモチーフは、犬をベースにした合成獣です。複数の動物の要素を組み合わせ、不気味だけれど神秘的な雰囲気のある動物を制作してみたいと思います。普段自分がつくるような、荒々しく、格好良いテイストとはまた異なるタイプの作品です。

主要な制作アプリケーション
・ZBrush 2018
・Adobe Photoshop CC 2017
・KeyShot 7
・Procreate 4.0.10

STEP 01:デザイン画の準備

今回もまずはじめにデザイン画を用意します。「不気味」というコンセプトがあるため、「あやかし」のようなイメージをもちつつ描いていきました。今回も細かなデザインというよりは雰囲気を優先して描いていきます。


犬をベースに、鳥、魚、鹿、羊の要素を組み合わせています

STEP 02:体全体のラフモデルを作成する

今回も顔から制作してイメージを固めていきますが、今回のモデルは毛で顔の大半が隠れるため、ざっくりとだけ制作します。まずは「犬」のベースモデルを作成します。ClayBuildupブラシとSnakeHookブラシで勢いよく造形していきましょう。このときざっくりといえども、筋肉や骨格などはきちんと意識するようにします。


  • 【1】顔を作成します

  • 【2】首から徐々にひっぱって体を作成します


  • 【3】同様に手足を作成します

  • 【4】ベースの作成が完了です

STEP 03:体の造形を整える

筋肉や全体のバランスを整え、足周りに今度は「鳥」の要素を足していきます。まだ鱗などのディテールは加えず、指のボリュームなどを意識しながらSnakeHookブラシを使用して形を整えていきます。形状が整ってきたところで、サブツールで爪を追加します。


  • 【1】先ほど作成したベースモデルに筋肉を足していきます

  • 【2】全体の雰囲気を整えます


  • 【3】斜めのアングルからも確認します

  • 【4】鳥の脚を特徴を踏まえながら、筋肉をつけていきます


  • 【5】爪を足します

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STEP 04:必要なパーツを揃える

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