STEP 07:NanoMeshで羽根を配置し翼を作成
翼に関しては、ベースモデルの必要な箇所をマスクしてSplit Unmasked Pointsで抽出し、ZRemesherを適用。そのリトポしたモデルにNanoMesh機能を使って羽根を当てはめていきます。
【4】その状態で、キーボードの[B]キーを押すと表示されるブラシ画面からCreate InsertMesh、Create NanoMesh Brushを実行します
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- 【5】次にZModelerブラシに切り替え、モデルのエッジではなく、ポリゴンにカーソルを合わせた状態でスペースキーを押すとメニュー画面が表示されます。そこでPOLYGON ACTIONSの中のInsert NanoMeshを選択し、TARGETをALL Polygonsに切り替えると、モデルに羽根を適用することができるようになります
STEP 08:Vector Displacementを使って細かい鱗を作成する
最後に細かい鱗を追加していきますが、効率的に進めるためにVector Displacement Mesh Brushesを使用します。
STEP 09:Transpose Masterでポーズを付ける
Transpose Masterはサブツールに分かれているモデルを纏めてポージングできる 便利な機能です。[ZPlugin]の中に含まれています。
STEP 10:レンダリング&最終調整
いつものようにモデルのスカルプトが完了したら、KeyShotでレンダリングをします。今回もライトを2つ設定しました。綺麗で神秘的な雰囲気になるようにライティングの強さを意識します。そしてレンダリングした各パスを使ってPhotoshopで調整していきます。
完成
今回はいつもより要素が細かく多かったですが、効率的な方法を使用したことでスムーズに作業が進みました。神秘的でも不気味な要素を含んだ動物になったのではないでしょうか。
Profile.
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岡田恵太/Keita Okada(Villard Inc.)
デジタルスカルプター、3Dコンセプトアーティスト。1991年7月生まれ、広島県出身。2012年大阪の専門学校を卒業後、大阪のゲーム会社に就職。2013年に退職し上京した後、1年ほど建設現場の作業員(荷揚げ屋)などをしながらZBrushを独学で習得し東京のゲーム会社へ就職。2015年からフリーランスとなり、PS4用ゲームのDLC『Bloodborne The Old Hunters』をはじめ主にクリーチャーなどのコンセプトモデルを手がける。2017年3月、新会社「Villard」を設立
www.artstation.com/artist/yuzuki
www.villard.co.jp