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Vol.27 God of disaster

Vol.27 God of disaster "CORONA"[災害の神]~Concept Model

ZBrushマスターとして独特の存在感を放つVillard・岡田恵太が、ZBrushを用いた勢いのある造形テクニックを毎月紹介していく本連載。今回は笛を吹いて災害をもたらす神を造形します。

TEXT_岡田恵太 / Keita Okada(Villard Inc.
EDIT_小村仁美 / Hitomi Komura(CGWORLD)



アナトミーとメリハリを意識した造形

今回は神をモチーフに制作しました。ひとくちに神といっても多種多様ですが、西洋寄りのテイストにしています。筆者は金色が好きなので、造形を邪魔しないように金と白のバランスを強調してみました。設定としては、この災いの神が笛を吹くと、疫病、ハリケーン、津波などの災害が起こるというものです。

主要な制作アプリケーション
・ZBrush 2020
・KeyShot 8
・Adobe Photoshop 2020

STEP 01:ラフモデルの作成

今回はある程度イメージが固まっているので、設定画は作らずモデルから制作していきます。左右対称のポーズからではなく、最終的にイメージしているポーズを基に制作していきます。コンセプトモデルの場合は後からポーズを付けるより、最初からポーズを意識して制作した方が躍動感が出て生き生きとした作品になると思います(もちろん作業する人やモチーフによって差はあります)。


  • 【1】ざっくり笛をもつポーズをつくります

  • 【2】顔も、ひとまず何となくの造形で構いません


  • 【3】笛を追加します

  • 【4】笛の先端を太めにします

【5】体に動きを出していきます。このときざっくりと筋肉や骨格の整理も行なっていきます

STEP 02:翼などのパーツを作成

翼などのパーツも、羽を丁寧につくるより動きや躍動感を重視して作成します。本体と合わせたときのシルエットが格好良くなるよう意識します。


  • 【1】サブツールとして、顔のパーツをつくります。編集しやすいよう、追加するパーツはそれぞれサブツールで作成します

  • 【2】腰あたりから翼を3枚作成します。これはまとめて一体成型で作成しています


  • 【3】奥行き方向にも湾曲するように、角度を変えて観察します

  • 【4】全体のバランスを見るため、体の方の造形も整理しつつ進めます


  • 【5】反対側に翼を追加します

  • 【6】翼が左右対称にならないように、バランスを見ながら崩します

【7】髪を追加して、笛の造形を整理しつつディテールを加えていきます

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STEP 03:アナトミーを意識したディテールアップ

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