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Vol.06 Sacred phantom beast[神 幻獣]~Concept Model

Vol.06 Sacred phantom beast[神 幻獣]~Concept Model

ZBrushマスターとして独特の存在感を放つVillard・岡田恵太が、ZBrushを用いた勢いのある造形テクニックを毎月紹介していく本連載。今回は象と魚をモチーフとしたファンタジー色の強い架空生物を制作します。

TEXT_岡田恵太 / Keita Okada(Villard Inc.
EDIT_小村仁美 / Hitomi Komura(CGWORLD)



ファンタジー色のあるクリーチャー

今回のモチーフに選んだ動物は、「象」と魚の「ダツ」です。2つの特徴を採り入れながらファンタジー色の強いクリーチャーをつくってみました。デザイン的には顔に特徴を反映させ、大空をゆっくりと飛行する生物をイメージしました。

主要な制作アプリケーション
・ZBrush 2018
・Adobe Photoshop CC 2017
・KeyShot 7
・Procreate 4.0.10

STEP 01:デザイン画の準備

今回も初めにデザイン画を用意します。スカルプトしながらイメージを固めていくつもりでしたので、ざっくりとした雰囲気だけわかるようにラフを描きます。


STEP 02:Sphereからベースラフモデルを作成

Sphereでまず顔をつくります。ざっくりとシルエットを作成して顔の雰囲気を整えたら、ZSphereを使用して体を作成していきます。Draw Pointer〔Q〕ツールを選択してSphereをドラッグすると、新たにSphereが作成されます。その後MoveツールやScaleツールでSphereを移動・拡大しながらシルエットを整えていきます。全体的にシルエットが整ってきたら、[Unified Skin/make Adaptive Skin]を実行しスカルプト可能なポリゴンに変換します。


  • 【1】Sphereから顔を作成していきます

  • 【2】大まかに形状をつくります


  • 【3】体を作成するためのZSphereを配置

  • 【4】手足のアタリを付けます


  • 【5】手足を作成していきます

  • 【6】[Unified Skin/make Adaptive Skin]でポリゴンに変換します

STEP 03:ラフスカルプト

ベースモデルができたら、次は鱗や筋肉のディテールをざっくりとスカルプトしていきます。ある程度スカルプトが進んだところで、マスクをかけて[Split Unmasked Points]で顔、胴体などパーツに分けていきます。


  • 【1】頭の方からスカルプトしていきます

  • 【2】SnakeHookブラシで手足の形状を作成


  • 【3】顔のディテールを調整します

  • 【4】正面からもときどき確認するようにします


  • 【5】Standardブラシを使用し、鱗のアタリを作成

  • 【6】SnakeHookブラシで背中の棘を作成


  • 【7】Dam Standardブラシで顔のディテールを詰めます

STEP 04:作業のしやすさを考慮してスカルプトを進める

DynaMesh状態よりSDivをもっていた方が動作が軽く作業しやすいため、スカルプトを進める前に切り替えておきます。そして、ポリペイントで色分けを行なっておけば最終的なイメージが早くつかみやすくなります。


  • 【1】ZRemesherでポリゴンを削減し、Project Allでディテールを転写することで軽量化します

  • 【2】ポリペイントで頭部に色を付けます


  • 【3】目を追加します

  • 【4】鼻の先端を追加します


  • 【5】頭部のディテールを詰めます

  • 【6】SnakeHookブラシで細かい棘を作成していきます


  • 【7】下半身をポリペイントします

  • 【8】手足をポリペイントします


  • 【9】顔周辺のディテールアップをします

  • 【10】全体をみてバランスを確認します


  • 【11】横からシルエットを調整します

  • 【12】正面からも調整します


  • 【13】尻尾に簡単なディテールを加えます

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STEP 05:Vector Displacement Mesh Brushesを作成する

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