STEP 05:Vector Displacement Mesh Brushesを作成する
連載第4回でも活用したVector Displacement Mesh Brushesを今回も作成します。作成したブラシやアルファブラシを使いながら細かいディテールを加えていきます。
STEP 06:Transpose Masterを使用してポーズを付ける
こちらも連載第4回と同じように、Transpose Masterを使ってモデルのポージングをします。これでモデルが完成です。
STEP 07:KeyShotでのレンダリング&Photoshopでの最終調整
いつものようにモデルのスカルプトが完了したら、KeyShotでレンダリングします。今回は最終的に明るい空のイメージにしていくので、HDRの環境も青味がかったものを選びました。また、被写界深度は綺麗にレンダリングするには時間がかかってしまうため、今回はOFFにしています。レンダリング後にPhotoshopで調整する方が質が良く、ねらった感じを表現しやすいです。
完成
今回は少しファンタジー色の強い感じにしました。イメージとしては、冒険の際に特に戦いを挑まなくても良いが、存在感をもってその世界にいるといったような生物です。
Profile.
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岡田恵太/Keita Okada(Villard Inc.)
デジタルスカルプター、3Dコンセプトアーティスト。1991年7月生まれ、広島県出身。2012年大阪の専門学校を卒業後、大阪のゲーム会社に就職。2013年に退職し上京した後、1年ほど建設現場の作業員(荷揚げ屋)などをしながらZBrushを独学で習得し東京のゲーム会社へ就職。2015年からフリーランスとなり、PS4用ゲームのDLC『Bloodborne The Old Hunters』をはじめ主にクリーチャーなどのコンセプトモデルを手がける。2017年3月、新会社「Villard」を設立
www.artstation.com/artist/yuzuki
www.villard.co.jp