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Vol.31 Lion phantom beast [獅子 幻獣] ~Concept Model

Vol.31 Lion phantom beast [獅子 幻獣] ~Concept Model

ZBrushマスターとして独特の存在感を放つVillard・岡田恵太が、ZBrushを用いた勢いのある造形テクニックを毎月紹介していく本連載。今回は、凛々しく力強い「ライオン」をモチーフに造形していきました。

TEXT_岡田恵太 / Keita Okada(Villard Inc.
EDIT_三村ゆにこ / Uniko Mimura(@UNIKO_LITTLE



凛々しく力強い「ライオン」をモチーフにした造形

あけましておめでとうございます。今年一発目の作例は、筆者の大好きな動物の1つでもあるライオンです。コロナ禍で暗いニュースが多いですが、ライオンのように凛々しく前を向いて行きたいという気持ちを込めて作成しました。本年も何卒よろしくお願いします。

主要な制作アプリケーション
・ZBrush 2021
・KeyShot 8
・Maya 2020
・Substance Painter 2020.2.0



STEP 01:顔の造形

今回は、全体からではなく顔からの造形で進めていきます。基本的に、顔の印象がその他の造形部分に大きく影響してくるため、まずは顔から入っていくことにしました。ライオンの表情と言っても、吠えて威嚇しているような顔や物静かな顔など表情は様々ですので、今回はどれでいこうかと考えながら進めました。

【1】まずは顔の形を定めていきます。目を追加して造形を整えます


【2】正面からもざっくりと整えていきます


  • 【3】ヒゲを追加します

  • 【4】堂々とした風格になってきました



STEP 02:身体の造形

身体、足、尻尾、たてがみを追加していきます。最初から骨格やバランスを決めるのではなく、造形しながら雰囲気を見つつ全体を整えていきます。今回制作する生物は現実のライオンより頭部が小さく、身体を筋骨隆々の強そうな印象にしていきたいと思います。


  • 【1】ざっくりと身体を作成していきます

  • 【2】ざっくりと骨格なども意識しましょう


【3】肩甲骨のあたりは目が行くところでもあり特徴的なので、意識しながらつくっていきます


【4】たてがみを追加していきます


【5】さらにたてがみを加えつつ肘の被毛なども作成していきます


【6】たてがみの追加に合わせて、体格も逞しくしていきます



STEP 03:ポーズを付け、全体の造形を進める

歩みを進めている感じを意識しつつポーズを付けていきます。これくらいの変化であれば、シンメトリーで進めていき後々ポーズを付けられますが、襲いかかっているポーズや躍動感のある動きにしたい場合は、シンメトリーではなく最初からポーズありきで造形していった方が、活き活きとした作品になると思います。


  • 【1】歩みを進めているような印象でポーズを付けていきます

  • 【2】様々な角度から観察


  • 【3】たてがみの印象をもう少し長く。ボリュームを足しました

  • 【4】ボリューム感はだいぶ整ってきたようです


【5】前足や後足の印象を調整します


【6】たてがみの細部を追加しました



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STEP 04:全体の造形を仕上げる

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