>   >  Villard スカルプティング・ラウンジ:Vol.14 Dragon phantom beast[ドラゴン 幻獣]~Concept Model(1/2)
Vol.14 Dragon phantom beast[ドラゴン 幻獣]~Concept Model(1/2)

Vol.14 Dragon phantom beast[ドラゴン 幻獣]~Concept Model(1/2)

ZBrushマスターとして独特の存在感を放つVillard・岡田恵太が、ZBrushを用いた勢いのある造形テクニックを毎月紹介していく本連載。今回は、岡田氏の作品でお馴染みのテーマであるドラゴンを、2回に分けてより詳細に制作していく。

TEXT_岡田恵太 / Keita Okada(Villard Inc.
EDIT_小村仁美 / Hitomi Komura(CGWORLD)



スカルプトしながらデザインの方向性を固める

今回のドラゴンはいつもより細かく仕上げていきます。デザイン画を用意してから作成するのではなく、スカルプトしながら途中レタッチを加え、デザインの方向性を詰めながら進めていきました。今月は、まず顔のディテールの作成までを紹介します。

主要な制作アプリケーション
・ZBrush 2019
・Adobe Photoshop CC 2019
・KeyShot 8

STEP 01:スピードスカルプトで全体のコンセプトを作成する

トポロジーなど気にせずにドラゴンの全体像を作成します。これはイメージづくりのためのモデルなので、とてもラフなもので構いません。


  • 【1】ざっくりと全体を作成します

  • 【2】見えないところはラフで構いません


  • 【3】尻尾や羽の大きさを確認します

STEP 02:パーツを追加する

アルファを駆使しながら、牙や棘などの細かなパーツを追加します。ここでもトポロジーは気にせず勢い重視で作成していきます。


  • 【1】体に棘を生やします

  • 【2】牙など細かなディテールを追加します

STEP 03:コンセプトを基に頭部を作成

ここまで作成したコンセプトモデルを基に、頭部を造形していきます。耳や目、鼻などを形づくりつつ、棘などもラフに作成していきます。今回は全体の印象を徐々に調整していくため、最初から丁寧に作成しないようにします。


  • 【1】ここではまず印象をさぐります

  • 【2】斜めからも確認します


  • 【3】もう少し口の開きを調整します

  • 【4】真正面からも確認します。ここは重要なので必ず行いましょう

STEP 04:顔の雰囲気を固める

目の周りや骨格などの方向性を固めていきます。筆者がドラゴンを制作するときは、睨みを利かせているような荒々しい雰囲気を意識しています。またここでいったんトポロジーを整理し、棘などの細部をより丁寧に作成していきます。


  • 【1】牙の大きさや顎のサイズを調整します

  • 【2】形状を整えていきます


  • 【3】正面から目の位置などを確認します

  • 【4】口の中も調整します


  • 【5】細部を調整していきます

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STEP 05:体をデザインする

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