>   >  Villard スカルプティング・ラウンジ:Vol.14 Dragon phantom beast[ドラゴン 幻獣]~Concept Model(1/2)
Vol.14 Dragon phantom beast[ドラゴン 幻獣]~Concept Model(1/2)

Vol.14 Dragon phantom beast[ドラゴン 幻獣]~Concept Model(1/2)

STEP 05:体をデザインする

ここまで制作した頭部とコンセプトモデルを基に、Photoshopで全身のデザインを雰囲気重視で作成します。


STEP 06:首や体を作成する

いつものようにSphereからDynaMeshなどを使用して体を作成していきます。全体のバランス、骨格、シルエットを丁寧に調整します。


  • 【1】首を作成します

  • 【2】顔のディテールを追加します


  • 【3】体を作成します

  • 【4】上からもシルエットを確認します


  • 【5】骨格のボリュームなどを整えます

  • 【6】側面からも筋肉のバランスを確認します


  • 【7】羽の角度などを調整します


  • 【8】いったんKeyShotでレンダリングして確認します

  • 【9】サイドからも確認します


  • 【10】正面から全体の雰囲気を確認します

STEP 07:頭部のディテールを作成する

ZRemesherで体のトポロジーを整え、頭部も含めて一度モデルを整理します。そして頭部のディテールを作成していきます。尖る所は尖る、先端が細い部分はしっかり細くするなど、シャープさとエッジに気をつけながらスカルプトしていきます。


  • 【1】全体のトポロジーを整えます

  • 【2】メッシュが過剰でないか確認していきます


  • 【3】顔のブラッシュアップを進めます

  • 【4】シャープさを意識して進めます


  • 【5】顔全体をバランスよく調整します

  • 【6】これで顔のスカルプトは終了です

完成




今回は、筆者の好きなモチーフであるドラゴンの、頭部までの造形を紹介しました。次回はディテールを全体にスカルプトし、完成まで進めたいと思います!

Profile.

  • 岡田恵太/Keita Okada(Villard Inc.)
    デジタルスカルプター、3Dコンセプトアーティスト。1991年7月生まれ、広島県出身。2012年大阪の専門学校を卒業後、大阪のゲーム会社に就職。2013年に退職し上京した後、1年ほど建設現場の作業員(荷揚げ屋)などをしながらZBrushを独学で習得し東京のゲーム会社へ就職。2015年からフリーランスとなり、PS4用ゲームのDLC『Bloodborne The Old Hunters』をはじめ主にクリーチャーなどのコンセプトモデルを手がける。2017年3月、新会社「Villard」を設立
    www.artstation.com/artist/yuzuki
    www.villard.co.jp




その他の連載