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Vol.21 Forest Lord[森の主]~Concept Model

Vol.21 Forest Lord[森の主]~Concept Model

ZBrushマスターとして独特の存在感を放つVillard・岡田恵太が、ZBrushを用いた勢いのある造形テクニックを毎月紹介していく本連載。今回は鮮やかな色彩の、仮面を纏った獣を造形します。

TEXT_岡田恵太 / Keita Okada(Villard Inc.
EDIT_小村仁美 / Hitomi Komura(CGWORLD)



狐をモチーフとし凛とした獣を制作

狐と狐の能面を採り入れて、ファンタジー要素のある獣を制作しました。肩のたてがみに紫の玉が常に浮遊しています。この玉は生き物の魂で、この獣はそこから命の元を得ているといった設定です。美しく、神秘的な雰囲気を意識しました。

主要な制作アプリケーション
・ZBrush 2020
・Autodesk Maya 2020
・Arnold Core 6
・Substance Painter 2019

STEP 01:ラフスカルプト

顔、角、体の全体像をラフに造形します。シルエットを重視して、細かい部分は気にしません。


  • 【1】Sphereから全体を作成します

  • 【2】顔の雰囲気を整えます


  • 【3】肩のたてがみを追加します

  • 【4】能で使われる狐の面をイメージし、面のベースをデザインしていきます


  • 【5】頬の毛並みを作成します

STEP 02:各パーツを作り込む

毛のうねりやボリュームなど、各パーツのデザインを詰めていきます。この段階では一箇所のディテールにこだわりすぎないよう、バランス良く進めます。またシャープな部分はシャープに、尖っているところは尖らせるというように、よりコントラストを意識しましょう。


  • 【1】面に模様を入れていきます

  • 【2】角の形状を整えます


  • 【3】あまりガタガタしていると美しくないので、シャープに形状を整えていきます

  • 【4】ストロークの跡を模様になるように入れていきます


  • 【5】毛並みを整えていきます。立体的な毛束を意識して進めます

  • 【6】より細かな毛のニュアンスを追加していきます


  • 【7】肩のたてがみのディテールを入れます

  • 【8】より立体的な毛束を入れていきます


  • 【9】全体的によりシャープにブラッシュアップします

  • 【10】尻尾にディテールを入れていきます


  • 【11】うねりを出して、ボリュームを作成していきます。ここでも細かさよりボリュームが大事です

  • 【12】全体を通して問題ないか確認します


  • 【13】脚の毛を追加していきます

STEP 03:ディテールを加えていく

体の毛並みなどより獣の雰囲気が出るように、毛のスカルプトをしていきます。ポイントはクローズアップで彫り続けるのではなく、頻繁に引いて見ることです。あくまで全体の雰囲気を大事にしましょう。


  • 【1】胴体部分の毛並みを作成します

  • 【2】肩や脚回りに、よりディテールを追加します


  • 【3】顔周辺もよりシャープに、エッジの効いたディテールを追加していきます

次ページ:
STEP 04:小物・サブパーツを追加する

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