映画やアニメ、ゲームなどの制作で頻繁に利用される国内のモーションキャプチャ・バーチャルプロダクション・ボリュメトリックキャプチャスタジオをリストアップし紹介する本連載。スタジオごとに面積や設備、料金や実績などの基本スペックと、独自の技術やサービス、コンセプトなどのPRポイントをまとめた。モーションキャプチャ・バーチャルプロダクション・ボリュメトリックキャプチャスタジオを探す際にぜひ活用してほしい。

第2回は、スクウェア・エニックス キャプチャ・スタジオを紹介する。

運営

洗練されたスタジオパフォーマンスと納品スピード

『スクウェア・エニックス　イメージ・スタジオ部』は、多くのタイトルでプリレンダムービーを制作し、リアルタイムグラフィックを中心にしたハイエンドな映像表現の研究・開発を行ってきた映像制作部門です。当部門運営のキャプチャスタジオでは、そのノウハウを生かした高品質な収録環境の提供を目指しています。利用目的や収録内容と併せてご相談ください。開発・運営スタッフも随時募集中です。

＜できること＞

（種別）→光学式
（アクター手配）→可
（フェイシャルキャプチャ）→有
（フィンガーキャプチャ）→有
（ライブ配信）→無  

＜スタジオSPEC＞

（使用ソフトウェア） → Vicon Shogun／MotionBuilder／Maya／Unity／Unreal Engine／Python
（使用カメラ）→Vicon Vantage V16
（使用システム ）→Vicon Motion System
（カメラ台数）→86台
（広さ）→16m x 9m x 4.3m
（最大収録人数）→14人　※収録実績

＜POINT1＞ファシリティ

地下鉄駅直結の好立地にて、休憩室や更衣室を完備した大型スタジオを運営しています。その広さを生かし、豊富な大道具・小道具を使用した大規模なカットシーン収録や、10人以上のダンス収録などを快適に実施可能です。さらに、天井のフックポイントを使用したワイヤーアクションの収録にも対応しています。また、遠隔地のスタッフがモニター越しに演技指導などを行えるリモートディレクション環境も完備しています。

＜POINT2＞自動化処理フロー

独自開発の自動化処理フローが、収録準備から撮影中、納品までをサポートします。収録前にかかる準備時間を最小限に抑えることで、1日で収録可能なボリュームを最大限増やすことを目指した環境となっています。また、多人数同時収録や長尺収録にも対応しています。さらに、各工程に組み込まれた自動化処理により処理工程を大幅に削減することで、ハイクオリティなモーションデータを最短で収録日当日に納品可能な体制を整えています。

求人募集

当社を代表するゲームタイトルに向けたモーションキャプチャ運営・研究開発業務におけるスタッフを随時募集しています。小道具・大道具の作成や撮影現場での臨機応変な対応に熱意をもって取り組んでいただける方や、次世代のスタジオ環境・技術開発に意欲的に挑戦したい方のご応募お待ちしています。

詳しくは公式サイトをご覧ください： https://www.jp.square-enix.com/recruit/career/index.html