映画やアニメ、ゲームなどの制作で頻繁に利用される国内のモーションキャプチャ・バーチャルプロダクション・ボリュメトリックキャプチャスタジオをリストアップし紹介する本連載。スタジオごとに面積や設備、料金や実績などの基本スペックと、独自の技術やサービス、コンセプトなどのPRポイントをまとめた。モーションキャプチャ・バーチャルプロダクション・ボリュメトリックキャプチャスタジオを探す際にぜひ活用してほしい。

今回はSITE Vを紹介する。

記事の目次

    運営

    株式会社G-WORKS

    〒761-0302
    香川県高松市上林町678-1
    TEL:087-813-7035
    HP:g-works.online/site-v

    西日本最大級のバーチャルプロダクションスタジオ

    SITE V(サイトヴイ)は、高さ6m、横幅10.5mの大型LEDウォールを備えた西日本最大級のバーチャルプロダクションスタジオです。スクリーンプロセスとインカメラVFX両方の撮影に対応し、CM撮影、MV撮影、映画・ドラマ撮影、配信イベント等でご利用いただけます。地方企業のプロモーションやブランディングを応援するために設立されたSITE Vは、低予算のコンテンツ制作でもバーチャルプロダクション撮影にトライすることができるようにレンタル費用を抑えて設定しています。そのため、新製品発表会やワークショップなどのイベントでも多数利用していただいております。

    <制作実績>

    (映画) → 有
    (ドラマ) → 無
    (CM) → 有
    (MV) → 有
    (生配信-TV)→ 無
    (生配信-ネット)→ 有

    <スタジオSPEC>

    (種別) → LEDディスプレイ
    (カメラ)→ SONY BURANO(持込も可能) 
    (照明機材 )→ Aputure NovaP600c×8/Aputure LS600c Pro×8、天井・サイドに環境光LEDあり
    (使用ツール)→ disguise「vx4+」/ROE「RB2.6F」、「CB5MKⅡ」/Mo-Sys「StarTracker Max」
    (広さ)→ 367㎡

    <POINT1>耐荷重3トンの大型電動ターンテーブル

    SITE Vには、直径4.6m、耐荷重3トンの大型電動ターンテーブルが組み込まれた、鋼鉄製のステージを完備しています。人物はもちろん、車両や大型の機械も回転させて撮影することが可能です。また回転台とLEDウォールのアセットを連動させて動かすことで、より動きのあるシーンをつくることができます。搬入口は高さ4.3m、幅4mで車両や大型の機械も搬入することができます。その他にもスタジオには、1tリーチ車、5.4m高所作業車、2.8tの天井クレーンを常備しています。

    <POINT2>2Fスタジオは防音設備でキッチン付き

    SITE Vの2階には、高さ5m、幅7m、防音設備のスタジオがあります。主にライブコマースなどの動画配信で使用することを想定しています。またスタジオ後方にはキッチンが完備されていますので、料理撮影でも利用可能です。背景1面から4面までグリーンバックを設置することもできますので、LEDバーチャルプロダクションでは撮影できないシーンも第2スタジオでVFX用のクロマキー撮影が可能です。※防音設備は完全防音ではありません。

    求人募集

    バーチャルプロダクションスタジオSITE Vの運営会社であるG-WORKSでは、スタジオ運営を行うカメラマンやエンジニアを随時募集しております。常設のバーチャルプロダクションスタジオ運営を通して、必要なスキルを習得することができます。Iターン希望者には住居のサポートもございます。また一部の職種ではテレワークも可能です。それ以外にもウェブデザイナーやCGデザイナーなど幅広く募集しております。詳しくは公式サイトをご覧ください。