映画やアニメ、ゲームなどの制作で頻繁に利用される国内のモーションキャプチャ・バーチャルプロダクション・ボリュメトリックキャプチャスタジオをリストアップし紹介する本連載。スタジオごとに面積や設備、料金や実績などの基本スペックと、独自の技術やサービス、コンセプトなどのPRポイントをまとめた。モーションキャプチャ・バーチャルプロダクション・ボリュメトリックキャプチャスタジオを探す際にぜひ活用してほしい。

第8回は、studio PX SEIJO を紹介する。

記事の目次

    運営

    メタバース プロダクション

    〒157-8561 東京都世田谷区成城1-4-1 東宝スタジオ No.11ステージ内
    contact@metaverse-px.com
    metaverse-px.com/

    テクノロジーによる映像制作の新たな選択肢

    5社による共同プロジェクト「メタバース プロダクション」が運営する、インカメラVFX撮影に特化したバーチャルプロダクションスタジオです。スタジオ面積194坪(640平米)を有する東宝スタジオ11ステージ内に、超高精細・大型LEDディスプレイを設置し、車撮影にも対応。映像制作で豊富な実績を持つ東北新社、電通クリエーティブX、電通クリエーティブキューブ、LEDディスプレイのパイオニアであるヒビノ、卓越したCGスタッフを擁するオムニバス・ジャパンが一丸となって、バーチャルプロダクション撮影をサポートします。

    <制作実績>

    (映画)→有
    (ドラマ) →有
    (CM)→有
    (MV)→有
    (生配信-TV)→有
    (生配信-ネット)→有

    <スタジオSPEC>

    (種別)→LEDディスプレイ
    (カメラ)→基本持ち込み ※レンタル対応も可
    (照明機材 )→なし ※天井、サイドに環境光用LEDあり
    (使用ツール)→disguise「vx4+」/ROE Visual「Ruby1.5F」、「Carbon3 MarkⅡ」
    (トラッカー)→stYpe「RedSpy3.0」
    (広さ)→194坪/640平米(29.3m×21.8m)

    <POINT1>日本を代表する撮影所にある巨大スタジオ

    194坪/640平米の広々としたスタジオに、背景として全幅12m×高さ4.5mの超高精細LEDディスプレイを、さらにスタジオ天井には幅7.2m×奥行6mの高輝度LEDディスプレイを設置。車撮影においても、窓からの透過や車体への映り込み、ミラーの反射、走行中の人物への影響光をリアルに表現できるため、秘匿性が高い発売前の車をスタジオに持ち込み、走行イメージを撮影することができます。

    <POINT2>カスタマイズ可能な背景CG&カーボンカリキュレーター開発

    東京・渋谷の“スクランブル交差点” や大阪・道頓堀の“戎橋”、オフィス、ビル街、レストラン、学校の教室、居酒屋、夜景など、利用ニーズの高いテンプレートCG素材をご用意。またメタバースプロダクションを利用いただいたクライアント様向けに、従来のロケ撮影とバーチャルプロダクション撮影による温室効果ガス排出量を比較可能なカリキュレーターを開発しており、2023年内に提供予定です。

    <POINT3>映像制作×CG 制作×VP 撮影を一気通貫でサポート

    メタバース プロダクションに参画する5社それぞれの得意分野を掛け合わせ、バーチャルプロダクション撮影をワンストップでサポートします。映像制作パートは東北新社、電通クリエーティブX、電通クリエーティブキューブが、CG制作パートはオムニバス・ジャパンが、撮影パートはヒビノが担い、クオリティの高い映像を提供します。