映画やアニメ、ゲームなどの制作で頻繁に利用される国内のモーションキャプチャ・バーチャルプロダクション・ボリュメトリックキャプチャスタジオをリストアップし紹介する本連載。スタジオごとに面積や設備、料金や実績などの基本スペックと、独自の技術やサービス、コンセプトなどのPRポイントをまとめた。モーションキャプチャ・バーチャルプロダクション・ボリュメトリックキャプチャスタジオを探す際にぜひ活用してほしい。
第8回は、studio PX SEIJO/studio PX ANZENを紹介する。
運営
メタバース プロダクション
〒157-8561 東京都世田谷区成城1-4-1 東宝スタジオ No.11ステージ内
contact@metaverse-px.com
metaverse-px.com/
テクノロジーによる映像制作の新たな選択肢
5社共同プロジェクト「メタバース プロダクション」が運営し、超高精細・大型LEDディスプレイを活用するバーチャルプロダクション撮影に特化したスタジオです。東宝スタジオ11ステージ内にある【 studio PX SEIJO 】、2024年1月にオープンした【 studio PX ANZEN 】の両スタジオは、車撮影に対応する広さを有しています。映像制作で豊富な実績を持つ東北新社、電通クリエーティブX、電通クリエーティブキューブ、LEDディスプレイのパイオニアであるヒビノ、卓越したCGスタッフを擁するオムニバス・ジャパンが一丸となって、バーチャルプロダクション撮影をサポートします。
<制作実績>
(映画)→有
(ドラマ) →有
(CM)→有
(MV)→有
(生配信-TV)→有
(生配信-ネット)→有
<スタジオSPEC>
<studio PX SEIJO>
(種別)→LEDディスプレイ
(カメラ)→基本持ち込み (※レンタル対応も可)
(照明機材 )→無 ※天井、サイドに環境光用LEDあり
(使用ツール)→disguise「vx4+」/ROE Visual「Ruby1.5F」、「Carbon3 MarkⅡ」
(トラッカー)→stYpe「RedSpy3.0」
(広さ)→194坪/640平米(29.3m×21.8m)
<studio PX ANZEN>
(種別)→LEDディスプレイ
(カメラ)→基本持ち込み (※レンタル対応も可)
(照明機材 )→あり(HMI,LED等) ※天井、サイドに環境光用LEDあり
(使用ツール)→disguise「vx4+」、ROE Visual「Ruby1.5F」「Carbon3 MarkⅡ」
(トラッカー)→stYpe「RedSpy3.0」
(広さ)→154坪(24.3m×21.0m)
<POINT1>日本を代表する撮影所にある巨大スタジオ
194坪の広々としたスタジオに、背景として全幅12m×高さ4.5mの超高精細LEDディスプレイを、さらにスタジオ天井には幅7.2m×奥行6mの高輝度LEDディスプレイを設置。車撮影においても、窓からの透過や車体への映り込み、ミラーの反射、走行中の人物への影響光をリアルに表現できるため、秘匿性が高い発売前の車をスタジオに持ち込み、走行イメージを撮影することができます。
<POINT2>2024年1月にオープンした次世代スタジオ【 studio PX ANZEN 】
studio PX SEIJOと同サイズの高輝度LED ディスプレイを設置し、車撮影にも対応。映像制作におけるCO2排出量を算出する「Carbon Calculator for Movie Production」に対応する国内初のスタジオであり、さらに再生可能エネルギー100%の電気を購入することで電力使用に伴うCO2排出量ゼロを達成しています。今夏より太陽光発電システムの稼働を開始。サステナブル & Well-beingをテーマに、スタジオ内のサーキュラーエコノミーを推進しています。
<POINT3>映像制作×CG 制作×VP 撮影を一気通貫でサポート
メタバース プロダクションに参画する5社それぞれの得意分野を掛け合わせ、バーチャルプロダクション撮影をワンストップでサポートします。映像制作パートは東北新社、電通クリエーティブX、電通クリエーティブキューブが、CG制作パートはオムニバス・ジャパンが、撮影パートはヒビノが担い、クオリティの高い映像を提供します。