秋葉原を拠点とし、ゲーム開発や映像制作だけでなくメタバース領域など最先端技術を活用したコンテンツ制作を得意とするカヤックアキバスタジオが3DCG人材を募集中だ。同社の中心的な人物で、メタバース分野におけるコンテンツやサービス開発で多くの実績を持つ天野清之氏に、カヤックアキバスタジオのビジョンと求める人材について語ってもらった。
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cgworld.jp/jobs/30498.html
▼募集職種
①モデラー
②アニメーター
③プログラマー
④制作進行
⑤プロダクションマネージャー
⑥ディレクター
⑦3DCGデザイナー
⑧プロデューサー
⑨コンポジター
アニメやゲームにとどまらない、次世代コンテンツ制作に意欲的なスタジオ
――自己紹介をお願いします。
天野清之氏(以下、天野):天野と申します。カヤックアキバスタジオでは役員のほか、XR事業部とDigital Animation事業部を担当しています。カヤックアキバスタジオにはこの2つの事業部のほかに、主にソーシャルゲーム開発を行うGame事業部、ファンとIPが一緒になってコンテンツを盛り上げることを目的としたFan Community事業部、次世代の漫画クリエイティブをつくるWebtoon事業部があります。その中で、私自身は3DCG技術を用いた開発や映像制作、メタバース分野におけるコンテンツ制作などに携わっています。
天野清之氏
カヤックアキバスタジオ
akiba.kayac.studio
――担当しているXR事業部とDigital Animation事業部は、それぞれどういった業務を行なっているのでしょうか。
天野:XR事業部はUnityとUnrealEngineを軸としたリアルタイムレンダリングによるコンテンツ制作を行なっています。VR/AR向けの映像やスマートフォンアプリケーションの開発、体験型コンテンツなども含め、様々なアウトプットに対応しています。一方のDigital Animation事業部は一般的な企業における「CG部」と言えます。劇場アニメやTVアニメなどを含めた映像制作するスタジオになっ
――改めて、カヤックアキバスタジオの成り立ちについて教えてください。
天野:もともと秋葉原に子会社があり、
――カヤック本体は鎌倉に本社を構えていらっしゃいますが、秋葉原という土地にカヤックの開発拠点であるカヤックアキバスタジオを持たれることについて、その理由を教えてください。
天野:いくつか理由はありますが、私たちは秋葉原周辺の会社や個人クリエイターとのネットワークづくりを大切したいと考えています。クリエイターとうまく連携をすることで、法人・個人を問わず街全体で繋がりをつくり、業界を活性化させたいというのが狙いです。秋葉原には開発者やクリエイターが多く、また海外の方などは特に「秋葉原に住むこと」自体がひとつのステータスになると考える場合もあります。都心部在住のクリエイターの通勤のしやすさを含めて、この秋葉原に拠点を構えることの意味は大きいと考えました。コミュニケーションのとりやすさを重視して、社内には壁や仕切りが少なかったり、社長室や役員室がなかったり、さらには集いの場となるレクリエーションルームなども併設されています。
高いシステム開発力を武器に、今までにない表現を生み出す
――スタジオとしての強みや特徴はどういった部分でしょうか?
天野:技術力の高い開発チームを社内に持っている点が特徴だと考えています。例えば、内製ツールとしては「ジャンヌダルク」というバーチャルカメラシステムを開発しています。当社にはOptiTrackベースのモーションキャプチャスタジ
――こうした開発部門が社内にあることは大きなアドバンテージですね。
天野:そうですね、開発力は武器になります。私自身もメタバースの業務に多く携わっており、
――高い開発力とCG制作能力を持つカヤックアキバスタジオが目指す今後のビジョンについてお聞かせください。
天野:私が得意とするメタバース領域を実現させるためには、XR事業部とDigital Animation事業部の連携をより強固にすることはもちろん、開発規模の拡大を目指した人材確保とチームづくりを行いたいと考えています。また、中長期的には、グループとしてIP創出を目指しています。最近ではWebtoon事業部も起ち上げていますが、漫画制作やアニメ制作、ファンコミュニティ活動まで一貫して行えるのがカヤックアキバスタジオの強みですので、自分たちがオリジナルIPを持った上で横展開を行なっていくというのが目標です。スピード感が重要だと考えているので、「素早く横展開をする」というのがポイントですね。
――こうした展望がある中で、今回はどのような人材募集を行うのでしょうか?
天野:現在は3DCG制作に関するクリエイターを募集しています。マスト要件ではないですが、UnityやUnrealEngineを用いた開発経験があって、リアルタイムCGでのルックがつくれる方が好ましいです。映像業界だけでなく、ゲーム業界などからの転職も歓迎です。キャリアが深いことよりも、ゲームエンジンに興味があったり、新しい技術に抵抗のない方のほうが良いと思っています。
――カヤックアキバスタジオで働くにあたって、どういった方が向いているのでしょうか?
天野:当社はいろんなことができるのが良いところです。
――最後に、これから入社される方がカヤックアキバスタジオで挑戦できることや、得られる経験などを教えてください。
天野:私たちが扱っているのは先端技術を用いたものがほとんどです。また、数多くのIPを活用し、多くの方が楽しむコンテンツを根幹部分からつくることができます。特にXR事業部はアウトプットが多岐にわたっているため、映像やVR/ARコンテンツだけでなく、メタバースなどを含めた先端技術に関する内容まで、様々なものを制作できることがメリットと言えます。もちろん、VR関連の仕事が未経験でもまったく問題ありません。他分野で培ったキャリアをもって今までにない新しい表現にチャレンジしたい方は、楽しく仕事ができると思います。
■求人情報
株式会社カヤックアキバスタジオ
▼募集職種
①モデラー
②アニメーター
③プログラマー
④制作進行
⑤プロダクションマネージャー
⑥ディレクター
⑦3DCGデザイナー
⑧プロデューサー
⑨コンポジター
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TEXT_神山大輝 / Daiki Kamiyama(NINE GATES STUDIO)
EDIT_山田桃子 / Momoko Yamada
PHOTO_弘田 充 / Mitsuru Hirota