【コンセプトアート】パフォーマンスと省スペースを両立。重量級Blenderシーンも快適に扱えるクリエイターPC|Boost with Sycom #01
サイコムには、強いこだわりを持つユーザーが多い。そんなサイコムのクリエイターPCをレビューする企画「Boost with Sycom」がスタート。 記念すべき第1回は、WACHAJACKの笹谷周生氏がコンセプトアート用途でコンパクトワークステーション「Lepton Mini B850A」の実力を検証した。
トライ&エラーを加速させる設計が、コンセプトアーティストの創造性を拡張
WACHAJACKでコンセプトアーティストとし て活躍する笹谷周生氏。キャリアのスタートは、 CGアーティストだった。
「絵を描く人へのあこがれがあり、自分でもイチからビジュアルを創り出せるようになりたいと思ってWACHAJACKの門を叩きました。コンセプトアーティストとしての実績がなかった僕をポテンシャル採用してくれたことに感謝しています」。
現在は、アートディレクターを兼務しながら、WACHAJACKのエースとして活躍中だ。
アートディレクター、コンセプトアーティスト
2018年設立のコンセプトアート専門プロダク ション。KASSENをはじめとするグループ企業 と連携しながら、ゲームや映画を中心に幅広い分 野のビジュアル開発を手がけている。
wachajack.com
コンセプトアート制作にも最適な、コンパクトワークステーション
笹谷氏のメインツールは、PhotoshopとBlenderである。
「コンセプトアートはゼロからイチをつくる作業が多く、試行錯誤の回数がクオリティに直結します。まずは2Dでラフを描いてビジュアルを探り、必要に応じてBlenderでレイアウトやライティングを詰めた後、Photoshopに戻ってペ イントオーバーで仕上げていく。1枚のアートを描くために10往復以上することもあります」。
そうしたワークフローにおいて、PCに求めるのは「複数のアプリケーションを同時に起動しても安定して動作すること」だという。
「PhotoshopとBlenderを同時に開きながら、PureRefで資料を参照したり、ZoomやDiscordでクライアントと画面共有しながら打ち合わせすることも多いです。また屋外広告用など印刷前提のアートでは、横幅1万ピクセル以上の大判サイズで描くこともあるため、メモリ容量も重要です」。
今回、笹谷氏にサイコムのコンパクトワークステーション「Lepton Mini B850A」を試してもらった。
「とてもコンパクトなのにパワフルで驚きました。Blenderの重いシーンを扱っても冷却ファンの音が静かでした。普段使っているマシンはメモリ64GBですが、評価機は96GB搭載しているのでBlenderでのビューポート操作やPhotoshopでのフィルタワークなどが快適に行えました。液タブを併用するコンセプトアーティストには、パフォーマンスと省スペースを両立したLepton Miniはオススメだと思います」。
省スペースに凝縮されたハイパワー|Lepton Mini B850A
笹谷氏がレビューしたサイコムのコンパクトワークステーション「Lepton Mini B850A」は、AMD Ryzen 79700X、NVIDIA RTX 5060 Ti 16GB、メモリ32GB、 NVMe SSD 2TBという構成(※標準構成)ながら、Mini-ITXフォームファクタによりタワー型の1/3以下という省スペース設計を実現している。
通気性に優れたメッシュパネルと静音性に配慮したNoctua製冷却ファンを採用しており、高負荷時でも静かな動作環境を提供。液晶ペンタブレットとデスク上に並べて設置できるコンパクトさは、紙の資料も扱うコンセプトアーティストにとって、実に魅力的だ。
分割不要になった、重量級シーン
笹谷氏が劇場アニメ『KILLTUBE』プロジェクトで描いたコンセプトアートの基データとなるBlenderシーンファイル(6.8GB、総ポリゴン数2,700万)で検証を実施した。
「制作当時はあまりにも重かったので4つに分割して作業していました。そこで今回は分割前のシーンファイルをLepton Miniで開いてみたところ、普通に作業できて驚きました」。
ビューポートでのプレビューやカメラ操作もストレスなく行え、レンダリングも30分程度で完了。普段使用しているマシンでは途中で落ちてしまったレンダリングも、評価機では問題なく完走できた。
「ストレスなく試行錯誤するには、ビューポートを表示しながら作業できることが重要です」。
複数ツール同時起動でもストレスフリー
笹谷氏がオリジナル短編の制作に使用した Blender、Photoshop、Maya、DaVinci Resolveの4つのソフトウェアを同時に起動させた状態でのパフォーマンスも検証した。
「約5GBの重いBlenderシーンを開いた状態で、Photoshopでブラシストロークを描いても、ラグはいっさい発生しませんでした。フィルター処理や画像変形も即座に反映されます」。
Photoshopでは 1.5~2万ピクセルの大判サイズでの作業も快適に行えた。評価機はメモリを96GBに増やし、PCIe 5.0対応のNVMe SSDを搭載していることによって、複数アプリケーションの同時起動や重いシーンでも、ストレスフリーな作業を実現している。
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TEXT & EDIT_NUMAKURA Arihito
PHOTO_弘田 充 / Mitsuru Hirota