台湾・HTC社は8月14日(木)、同社XRブランド「VIVE」からAI搭載スマートグラス「VIVE Eagle」を発表した。9月から台湾で先行発売され、価格は15,600ニュー台湾ドル(約76,000円)。49g以下の軽量なグラスにAIアシスタント機能やリアルタイム翻訳、12メガピクセルのカメラ撮影、オープンイヤーオーディオ機能を備える。
「VIVE Eagle」は、ChatGPTやGeminiなど主要なAIプラットフォームに対応し、AIアシスタントを利用して音声コマンドにより写真・動画撮影、リマインダーの録音、メモ取り、レストラン検索などが行える。12メガピクセルの超広角カメラを搭載し、ユーザー視点(POV)で3,024×4,032ピクセルの静止画と1,512×2,016ピクセル/30fpsの動画の撮影が可能。また、カメラで捉えた内容を、日本語を含む13言語にリアルタイムで翻訳する機能を備える。
プロセッサはQualcomm Snapdragon AR1 Gen 1、メモリは4GB RAM、ストレージは32GB。防水・防塵
性能はIP54。ユーザーデータはデバイス上にローカルで保存され、軍用レベルの暗号化で保護される。バッテリーは最大36時間の待受に対応し、10分間の急速充電で最大50%まで充電できる。
■VIVE Eagle公式ページ
https://www.vive.com/us/product/vive-eagle/overview/
■HTC Unveils VIVE Eagle AI Glasses(VIVE Newsroom、英語)
https://www.vive.com/us/newsroom/2025-08-14/
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