アメリカMeshy社9月23日(火)、同社3Dモデル生成AI「Meshy 6 Preview」を公開した。キャラクターなどの有機的なモデルとハードサーフェスモデルの両方でメッシュ品質と精度向上を実現し、ワークスペースではワークフローを強化する新機能を提供する。同社運営のワークスペースとAPIで利用可能となった。ワークスペースでは1生成タスクにつき20クレジットを消費する。

▲ワークスペースでMeshy 6 Previewを利用して生成を行ったところ

ワークフローを強化する機能群

Meshy 6 Previewでは、9月4日(月)にリリースされた「3Dから画像へ(3D to Image)」と「画像から動画へ(Image to Video)」機能が利用できるほか、3Dプリント用の台座(プラットフォーム)が利用できるようになった。これにより、底面が平らでないことによる3Dプリントの失敗を防ぐことができる。また、ゲームやCG映像におけるプロップアセット制作に適した、複数画像の一括アップロードによるバッチ生成機能も用意されている。

▲3Dプリントモデル出力に適した、底面を平らにするための台座(プラットフォーム)が追加
▲Image to 3Dのバッチ処理

■Meshyワークスペース
https://www.meshy.ai/workspace

プランと価格

MeshyはFreeプランのほか、有料のProプラン(年払いで月2,338円)、Studioプラン(年払いで月6,972円)などが用意されている。Meshy 6 Previewで生成したモデルのダウンロードにはProプラン以上が必要となる。

商用利用については、Q&Aに下記記述がある。

利用規約に基づき、当社のプラットフォームを通じて作成された資産はお客様が所有しますが、モデル生成の過程で他者の著作権を侵害しない材料を使用している必要があります。プレミアムプランに加入している場合、Meshyで作成したすべての資産はお客様が所有します。無料プランに加入している場合、代わりに CC BY 4.0 ライセンスを付与します。

■価格設定(Meshy公式サイト)
https://www.meshy.ai/pricing

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