MeiU氏は10月1日(水)、Blender用リギングアドオン「Rig Align」をSuperhiveでリリースした。異なるリグを持つキャラクターの衣装やアクセサリーを効率的に調整するために開発され、リグ間の自動アライメント、衣装のフィット調整、複数プロジェクトでの互換性が特長。1ユーザーライセンスは15ドル(約2,290円)。対応するBlenderのバージョンは3.4〜4.5(ボーンのオフセットマーキング機能利用は4.0以降で可能)。

「Rig Align」では、体のサイズが異なるキャラクターのリグであっても、ワンクリックで衣装リグをキャラクターリグに近似的に合わせることが可能。また、リグの位置を同期させ、衣装をキャラクターに近似的にフィットさせることで、セットアップ時間の最大70%を削減するという。

その他、骨の位置同期により衣装を自動的に調整するワンクリック衣装アライメント、個別にボーンを選択して行うアライメント、「透明ライン表示」ツールを使用したキャラクターメッシュのクリッピング確認、リグボーンを視覚的に確認することによる不一致検出などの機能を備える。

サポートする言語は英語・中国語・日本語。ボーンの命名規則は、UnityやUnreal Engine、VRChat、Robloxなど主要エンジンとプラットフォーム向けに最適化されており、命名オプションも提供される。

▲「Execute Propotion Retargeting」ボタンひとつで全ての骨を自動的にアライメント
▲自動アライメント実行後は手動での微調整ができる
▲「Detect Error Bones」でボーンのズレを視覚的に(水色で)表示できる
▲キャラクターモデルを選択して「Transparent Line Display」ボタンをクリックすると、モデルの端に緑のラインが出現し、衣装のクリッピングを簡単に検査できる
▲キャラクター間でボーンの構造が大きく異なる場合の対処法

■Rig Align - Effortless Character Attire Adaptation(Superhive)
https://superhivemarket.com/products/rig-aling

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