Ayano氏が主宰するサークル・第二社会速度は12月29日(月)、障害物に沿ったライトシャフト(空間内に降り注ぐ光の筋)の表現を可能にする、Unityエディタ拡張とシェーダからなるツール「ライトシャフトジェネレーター」をBOOTHでリリースした。シェーダはVRChatのワールドで動作確認済みで、VRChatのサンプルシーンも公開している。価格は800円。
Unity上で障害物に沿ったライトシャフトを手軽に作成できるツールを販売開始しました。
— Ayano (@AYANO_TFT) December 29, 2025
描画の仕組みがシンプルなので様々なシーンで利用でき、負荷調整が容易です。
シェーダーと生成したメッシュは再配布可能です。
1/2まで800→500円のセール中です。年末年始のワールド制作で使ってみてください。 pic.twitter.com/uClCk429m3
「ライトシャフトジェネレーター」は、レイキャストを用いて障害物に遮蔽される自然な光の筋を自動計算し、円や四角形の範囲内からランダムに照射された計算上の光が障害物に当たると、その位置までの長さを持つ板ポリゴンを生成する。これにより、窓枠や木漏れ日など、複雑な形状の影を落とす光の表現を効率的に実装できる。また、スポットライトのように光を拡散させたり、板の密度を調整したりする機能も備える。
生成されるライトシャフトは単純な板ポリゴンの集合体のため、描画の仕組みはシンプルで、多様なシーンに組み込みやすい。特にモバイル端末など処理能力に制約のある環境下でも、パフォーマンス管理が容易となる。ユーザーはポリゴン数やオーバードロー(透明な画像を重ねて描画する際に発生する、同一ピクセルへの過剰な描画処理負荷)を考慮しつつ、マテリアル設定で見た目の柔らかさを調整できる。同梱される専用のシェーダには、カメラ距離に応じたフェード処理や、マスクテクスチャを用いた光の揺らぎ表現も搭載されている。
ライトシャフトジェネレーターを使用して生成したメッシュには特段の制限がなく、商用・非商用問わず自由に利用および再配布が可能。また、描画用のシェーダやマテリアルはMITライセンス下で提供される。ただし、ツール本体のプログラムは再配布を禁止している。
■ライトシャフトジェネレーター / LightShaftGenerator(BOOTH)
https://ayanotft.booth.pm/items/7811999
VRChatワールド制作Tips記事群「VRChatのワールドでタイムライン演出を作る」も公開
Ayano氏はナレッジツール「Cosense」にて、VRChatワールド制作者向けTips記事集を公開している。
今の時点で以下の4つの記事はとりあえず読める状態です。今後は不定期に未完の記事を埋めたり、新しい記事を追加したりしていきます。
— Ayano (@AYANO_TFT) January 2, 2026
・タイムラインを再生する仕組みについて
・リアルタイムライトをたくさん使いたい
・Udonの変数にキーフレームが打てない
・描画負荷を軽減する
記事を追加しました。
— Ayano (@AYANO_TFT) January 4, 2026
・視界ジャックシェーダーでDepthからワールド座標を復元するhttps://t.co/1NKknRAgfP
■VRChatのワールドでタイムライン演出を作る(Cosense)
https://scrapbox.io/VRChatTimelineTips/
CGWORLD関連情報
●VRChatワールド向け雪シェーダ「GPU Snow - GPU Particle Volumes」リリース! ローエンドGPUでも数十万のパーティクルをレンダリング可能、基盤技術はオープンソースで公開
RED_SIMがオープンソースのUnityエディタ拡張「GPU Particle Volumes」をGitHubで公開し、その技術を用いた有料の雪シェーダ「GPU Snow - GPU Particle Volumes」をBOOTHで公開。価格は1,000円。
https://cgworld.jp/flashnews/01-202512-GPUSnow.html
●VoxelKei氏、無料の3DGS編集用Unityエディタ拡張「Spatialograph Maker」ベータ版をBOOTHで公開! 小規模・大規模・ボクセル化の3種モードを搭載
VoxelKeiが3D Gaussian Splatting(3DGS)データをUnityおよびVRChat環境で利用可能な形式へ変換・最適化するUnityエディタ拡張「Spatialograph Maker beta」をBOOTHにて無料公開。PLY形式の点群(ポイントクラウド)データをUnityに読み込み、VRChatでの利用を前提とした最適化処理などをエディタ上で行える。対応環境はWindowsのUnity 2022.3.22f1。
https://cgworld.jp/flashnews/01-202512-SpatialographMaker.html
●VRChat標準の揺れものコンポーネントPhysBonesを日本語訳するツール「Phys Bone.jp」リリース! 公式スクリプトには干渉せず日本語UIを実現
まめたろー(豆々庵)がVRChat標準の揺れものコンポーネントPhysBonesを日本語化するツール「Phys Bone.jp」をBOOTHにて販売開始。価格は500円。
https://cgworld.jp/flashnews/01-202509-PhysBone-jp.html