ななつ星氏は3月17日(火)、VRChatワールド内を360°の立体映像として記録および再生できるカメラシステム「OmniVisionSystem」をBOOTHでリリースした。撮影した空間は専用のビューアのほか、VRChat内の視聴専用空間で、実寸大の立体空間として再生できる。また、立体情報を含まない360°動画や静止画の撮影にも対応する。価格は5,500円(4/17まではリリース記念セール価格4,000円)。
VRChatの立体空間を記録・再生できるカメラシステム
— ななつ星 (@D7_NanatsuBoshi) March 17, 2026
【OmniVisionSystem】を販売開始しました!!
専用のビューアーだけでなく、VRChatのワールドでも視聴可能です!
様々な場面を立体として思い出に残しましょう!
撮影用のカメラ本体はModular Avatarで簡単導入!#VRChat #OVS360 pic.twitter.com/siEbDYKnKK
「OmniVisionSystem」は、カメラから見える被写体のカラーとデプス(奥行き)を映像として記録し、記録したデータを専用のシェーダで計算することにより、疑似的な立体映像として映し出すことができる。空間のメッシュ、キャラクターのメッシュやボーン、テクスチャといったVRChat内部で処理される構造データを抽出するのではなく、カメラから見えている範囲の映像を記録するもの。そのため、カメラの死角にあるデータなどは描画されない。
OmniVisionSystemはPC版VRChat専用に設計され、デスクトップモードとVRモードの両方で使用できる。Quest単体版やモバイル版では動作しない。
映像共有技術(Spout)を使用した場合は最大で4K解像度での録画が可能で、ウインドウキャプチャ方式や静止画の撮影では最大8K解像度の記録に対応。なお、8K撮影など高負荷な運用では、16GB以上のVRAMを搭載するGPUの使用が推奨されている。
■OmniVisionSystem - VRChat用 360°立体カメラ #OVS360(BOOTH)
https://d777.booth.pm/items/7957892
■OmniVisionViewerWorld(VRChatワールド)
https://vrchat.com/home/world/wrld_3851d1a8-c089-4cd2-b4b1-be4e2480584b/info
■OmniVisionSystem 説明書 v1.0.0(Googleドキュメント)
https://docs.google.com/document/d/1EIao-NuAEnGVYGTr2zUfq_zWIIJo7o7oy8iH1PjbsaA/edit?tab=t.0
利用規約にはバーチャル領域向けの汎用利用規約(VN3ライセンス)のひな形が採用されている。また、技術的な制限として、ブルーム表現など画面全体に対するポストプロセスが有効な空間の場合、デプス情報が正しく取得できず立体が崩れる。
■OmniVisionSystem利用規約_JA.pdf
https://drive.google.com/file/d/1MkS5enEkvo8p9ZKBnv9Jk7RspVVoP1uw/view
CGWORLD関連情報
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https://cgworld.jp/flashnews/01-202603-GPUInfiniteGrass.html