RED_SIM氏は2月17日(火)、VRChatワールドなど向けの軽量かつ高速な草描画システム「GPU Infinite Grass」(Unityエディタ拡張)をBOOTHとPatreonでリリースした。2月25日(水)に機能拡充となるバージョン1.1.0アップデートも配信している。GPU Infinite Grassは、モバイル環境やMeta Quest環境など、処理性能に制限のある端末にも対応しながら、地平線まで続く数百万本もの草をレンダリングできるシステム。プレイヤーや移動するオブジェクトとのインタラクション(自然な動き)を実現する。BOOTHでの価格はStandard Useが2,500円、Commercial Useが9,000円。

「GPU Infinite Grass」は、同一の図形データを大量にまとめて処理することにより、処理負荷を劇的に下げる仕組みをもつ、GPUインスタンシングを活用した描画システム。これにより、遅延なく数百万本の草を広大な空間に配置できる。描画量の制限やカメラからの距離に応じた草の簡略化、カメラの視野外を描画しないCamera Frustum Cullingなどの高度なカリング機能を搭載し、PC環境からQuest環境まで細やかな負荷制御が行える。


プレイヤーや移動するオブジェクトが草に触れると自然に倒れるインタラクションを備えるほか、空間内の光の当たり具合を立体的に記録して適用する、同氏開発のライティングソリューション「VRC Light Volumes」にも対応し、よりリアルで美しいライティングと影の表現を可能とする。

▲球体のオブジェクトが通過した際に草が曲がり、草原に模様がつくられる
▲リアルタイムでリアルな影を生成できる

▲Unity内で調整可能な各種パラメータ

▲同一シーン内で複数タイプのライトをサポートする

シーンでは最大3種類の草を個別に制御できる。草の大きさや幅、ランダムさ、風の影響、テクスチャの設定が可能なほか、雲の影やサブサーフェススキャタリングもサポート。草はペイント方式で直感的に配置可能で、BrushやEraser、Fillツールが利用できる。

▲色やスタイルが異なる複数の植物を混在させることもできる

2/25に配信されたバージョン1.1.0では、新たにUnity標準の地形作成機能(Terrain)をサポート。さらに、特定の場所にだけ草を生やすための塗り分け機能であるサーフェスマスクの処理が改善され、より精密な制御が可能となった。また、新しいサーフェスのワークフローが導入されたことにより、地面だけでなく天井にも草を配置できるようになっている。

▲UnityのTerrainをサポート

■GPU Infinite Grass - 軽量高速GPU草描画システム(BOOTH)
https://redsim.booth.pm/items/7997362

■GPU Infinite Grass(Patreon)
https://www.patreon.com/posts/150937086

■Windows XP - Bliss - Public(VRChat公開ワールド)
https://vrchat.com/home/launch?worldId=wrld_2f580adc-02f5-47ce-be5a-2567d86eb834

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