Maxon Computer社は4月15日(水)、Maxon ZBrush公式YouTubeでチュートリアル動画「Getting Started with ZBrush Desktop - Send to Substance Painter Bridge」を公開した。ZBrushエキスパートのIan Robinson氏が、ZBrushSubstance 3D Painterを直接繋ぐ新機能「Substance Bridge」の活用方法を約6分にわたり解説している。

Substance Bridgeの基本メニューと各種設定

新機能「Substance Bridge」はTextureメニューに内包されている。このメニューからは、Painterへ送るサブツール(All、Visible、Active)の選択や、ポリペイント情報の送信有無を設定できる。また、法線のスムージング(Smooth Normals)や自動ベイク(Auto-Bake)機能のほか、UVを持たないモデルを転送する際に自動でUV展開を行う「Force Auto-Unwrap」機能も備えている。

サブディビジョンとテクスチャセットの自動管理

サブディビジョンレベルを持つモデルを転送する際、デフォルトの「Low & High」設定を活用することで、ZBrushが自動的に最低レベルのメッシュをローポリ、最高レベルのメッシュをハイポリとして認識する。これにより、手動でのデータ書き出しを省き、Painterのバックグラウンドでスムーズにベイク処理を実行できる。

テクスチャセットの分割基準も指定可能。「Per SubTool」を選択すればサブツールごとに、「Per PolyGroup」を選べばポリグループを活用してパーツごとに細かくテクスチャセットを分割して送信できる。

クリック1つでPainterへ転送、修正の反映もシームレス

各種設定の完了後、「Send to Substance Painter」ボタンを押すだけでZBrushとPainterが通信し、データの受け渡しからPainter上での自動ベイクまでが即座に開始される。

Painter側にはMaxonとAdobeが共同設定した専用のデフォルトテンプレートが適用されており、メッシュ名(_low、_high)による適切なマッチングとベイクが自動で行われる。モデルの配置や形状に修正が必要になった場合でも、ZBrush上で変更を加えた後に再度「Send to Painter」を実行するだけで、簡単にPainter側のモデルを更新できる。

動画の終盤では、テクスチャリング後のモデルをPainterのIRayを用いてレンダリングするテストも紹介。両ソフト間でのスムーズな連携フローが確認できる。

■ZBrush to Painter Bridge(Adobe Experience League)
https://experienceleague.adobe.com/en/docs/substance-3d-painter/using/features/plugins/zbrush-bridge

■ZBrush Substanceブリッジ(Maxon ZBrush)
https://www.maxon.net/ja/zbrush/features/substance-bridge

■ZBrush 2026.2.0 リリースノート - 2026年4月15日(Maxon ZBrush 日本語ヘルプセンター)
https://support.maxon.net/hc/ja-jp/articles/15780513877788-ZBrush-2026-2-0-%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88-2026%E5%B9%B44%E6%9C%8815%E6%97%A5

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