STUDIOJOINは5月27日(水)、Maya用ミラーツール「Mirror Mesh」をGumroadで無償公開した。キャラクターモデリングやリギングの工程において、手作業による調整の手間を削減し、完全に左右対称ではないメッシュに対しても柔軟にブレンドシェイプをミラーリングすることができるツールとなっている。
Hello~
— STUDIOJOIN (@join_studio) May 27, 2026
Join独自開発ミラーツールを本日よりFree配布
Freeインストール↓https://t.co/ytniuqWXs2
一々いじらなくてもOK モデラーが喜ぶミラーツール
是非チェック
使用説明MOVhttps://t.co/jIlziVp980#Rigs
非対称メッシュを補完するリファレンス機能
「Mirror Mesh」は、基準となる左右対称のメッシュをリファレンスとして登録することで、ブレンドシェイプ反転時の意図しない頂点の崩れや、口腔内などの内部構造が欠落する問題を防ぐことができるツール。キャラクターの顔など、完全に左右対称ではないメッシュを扱う際によく発生するトラブルを回避できる。
ツール内部では、リファレンスのトポロジーと頂点位置を基準にしてソースの変形量を計算し、非対称なターゲットへ正確にマッピング。これにより、モデラーは手動で修正する必要のない、安全な変形を適用できる。
頂点の参照方法には2種類のミラーリングモードを用意。空間上の座標をスレッショルドも含めて判定する「位置ベース / Position Based)」と、UV座標を基準とする「UVベース / UV Based」があり、メッシュの特性に応じて柔軟に使い分けることができる。
ターゲット頂点による局所的な適用と別オブジェクト間の転写
特定の領域のみをミラーリングする局所的なアプローチにも対応。変形を適用したい頂点群のみを選択し、「ターゲット Vtx」としてツールに登録して実行することで、選択範囲に限定したミラーリングが可能となる。非対称な表情を作成した後で、一部だけを左右対称に馴染ませたい場合など、微細なスカルプト調整で役立つ機能だ。
さらに、まぶたや眉毛など、本体とは別々に分離されたメッシュ間であっても、変形元をソース、変形先をターゲットとして個別に登録するだけで簡単にミラーリングを適用可能。顔全体の複雑なパーツ構成であっても、単一のツール内で包括的かつ直感的にブレンドシェイプを管理できる。
●Mirror Mesh(Gumroad)
https://studiojoin.gumroad.com/l/JOIN_MirrorMesh
CGWORLD関連情報
●MayaによるUVアンラップテクニック動画公開 Blizzard作品のようなスタイライズドルックを効率的に美しく仕上げるためのワークフロー
MR3D-Dev氏が自身のYouTubeチャンネルにて動画「Unwrap Character Model UV like Blizzard」を公開。Blizzard Entertainment社のゲームタイトル(ディアブロ IV、World of Warcraft、オーバーウォッチ)などで見られる、最適化されたキャラクターモデルのUV展開の手法を解説するチュートリアル動画となっている。全体としては、後工程となるSubstance 3D Painterでのテクスチャリングやベイクを効率的かつ美しく仕上げるために、Mayaを用いて手動でUVシェルを長方形化するワークフローを、約40分にわたって解説している。
https://cgworld.jp/flashnews/01-202606-MayaUnwrapUV.html
●Arnold公式、Mayaによる立体的なラインエフェクト制作方法を3分の動画で紹介 ライン シェーダ、UV 投影 シェーダ、Standard Volume シェーダを組み合わせて作成
オートデスクが「Arnold renderer」公式YouTubeチャンネルにて、チュートリアル動画「Arnold Tutorial - Volumetric Lines in Maya」を公開。Maya上でArnold ボリュームを用いて、ライン シェーダとUV 投影(UV Projection) シェーダを組み合わせることで、立体的で複雑なボリューメトリック・ラインエフェクトを構築するワークフローを、約3分でコンパクトに解説している。
https://cgworld.jp/flashnews/01-202605-Arnold-VolLine.html
●Maya用カスタムデフォーマプラグイン「Profile Mover」、開発者がLinkedInで成果を報告 Pixarの論文をベースにMatin FalahManesh氏が独自実装
Matin FalahManesh氏がMaya用C++デフォーマプラグイン「Profile Mover」の制作成果を同氏LinkedInで公開。本プラグインは、Pixar Animation Studiosの研究者らが2022年のSIGGRAPHで発表した論文をベースに同氏が開発したもので、従来のウェイトペイントに依存しないアプローチのキャラクター変形システムを提供する。現時点では開発の成果報告に留まり、公開はされていない。
https://cgworld.jp/flashnews/01-202605-Maya-ProfileMover.html