Vast社は6月2日(火)、5月に発表した2D画像1枚から3DGS(3D Gaussian Splatting)による高品質な3Dモデルを生成する技術「TripoSplat」をオープンソース(MITライセンス)で公開した。コードはGitHubで、デモはHugging Face Spacesで提供している。

Density-Sampled Gaussiansによるスプラットの密度制御

「TripoSplat」は、AIによる3DGS自動生成にまつわる密度制御(Density Control)の問題を解決するため、密度サンプリングガウシアン(Density-Sampled Gaussians)と呼ばれる新たな表現方法を導入。3D空間上の密度の分布をモデル化し、オクツリー(Octree、階層的データ構造)から粒子の中心位置をサンプリングして決定するアプローチとなる。本手法は強化学習のアルゴリズムから着想を得ており、誤差が大きい複雑な領域には粒子を増やし、平坦な領域からは粒子を減らすという最適化プロセスを、AIの学習モデルに直接組み込んでいる。

生成品質とパフォーマンス、バジェットコントロール機能

TripoSplatは独自テストにおいて、既存のオープンソース生成モデルを上回る結果を残している。様々なスタイルや複雑さを持つ94枚の画像を用いたユーザー評価では、競合モデルを140ポイント以上引き離すスコアを獲得した。

また、推論時に粒子の数を自由に指定できるバジェットコントロール(Budget Control)機能も備える。背景用のオブジェクトであればスプラット数を最小限に抑えてデータ容量や描画負荷を節約し、ヒーローアセットであればスプラット数を最大262,144個まで増やすことができる。これはLoDシステムの構築にも役立つ。

軽量な設計とComfyUI対応

TripoSplatのプログラムコードは軽量化され、リポジトリ全体で主要なファイルは2つ、合計で約2,000行に留まる。また、外部フレームワークに依存せず、ネイティブのPyTorchのみで動作する。さらに、ComfyUIにもリリース初日から公式対応している。

■TripoSplat: Generative 3D Gaussians with Learned Density Control(公式技術ブログ)
https://www.tripo3d.ai/research/triposplat

■TripoSplat(GitHub)
https://github.com/VAST-AI-Research/TripoSplat

■TripoSplatデモページ(Hugging Face Spaces)
https://huggingface.co/spaces/VAST-AI/TripoSplat

CGWORLD関連情報

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https://cgworld.jp/flashnews/01-202606-Pixal3D.html