アメリカAstro HQ社は7月11日(木)、同社iPadアプリ「Astropad Studio」の最新バージョン、Astropad Studio 5.4をAppStoreでリリースした。WindowsまたはMacの画面をiPadにミラーリングし、iPadを液晶ペンタブレットのように使えるソリューション。個人用の利用プランは年79ドル(約12,500円、14日の試用期間あり・要登録)。
Astropad Studioは、独自の低遅延テクノロジ「LIQUID」を搭載し、Wi-Fi・ピアツーピア・USBのいずれの接続方法でも素早い応答性と高画質、色表現をRetinaディスプレイで実現するというツール。
画面タップやペンのジェスチャーによるツール変更、MacまたはPCで起動中の制作ツールに合わせて自動的に切り替わるショートカットサイドバーなども搭載する。
Astropad Studio 5.4の新機能
バージョン5.4では、最新のiPad ProおよびiPad Airでのみ利用可能な「Apple Pencil Pro」の機能に対応。ペン先の位置を高精度に検知できる「ホバー」はもちろん、ペンの回転をジャイロスコープで検知する「バレルロール」、ペン先の側面をつまむ動作を検知する「スクイーズ」に対応する。
バレルロールは描画準備中または描画中のストロークの方向変更(Barrel Rotation)に、スクイーズは任意のショートカット(マウスの右クリックや消しゴムツールなど)への割り当てに活用されている(Squeeze Gesture)。
また、独自のビデオ圧縮エンジン「LIQUID」もアップデート。静的な箇所と動きの激しい箇所で描画更新頻度を変更するアルゴリズムによる描画、アダプティブ・イメージ・レンダリング(Adaptive Image Rendering)により、特に動きの激しい箇所の視認性が向上しているという。
This video shows Adaptive Image Rendering in action - as the screen content changes, the algorithm adapts.
— Astropad (@Astropad) July 10, 2024
Magenta dots = Static content detected
Turquoise dots = High-motion content detected pic.twitter.com/a0eXnW2f84
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