3DCGアーティストのRyan Will氏は7月11日(木)、「Red house」と題した波のアニメーション作品を自身のXに投稿。Blenderと有料アドオン「FLIP Fluid」によるリアルなシミュレーションに注目が集まっている。
Red house #blender #b3d pic.twitter.com/yywlBXNJdJ
— Ryanwill679 (@TrashCG) July 10, 2024
Will氏は本作以前にも、FLIP Fluidを用いた作品制作を積極的に進めており、下記「Potion」ではブレイクダウンも紹介している。
他にもFLIP Fluidを利用した作例をいくつか公開している。
FLIP Fluidについて
FLIP Fluidは、Ryan Guy氏とDennis Fassbaender氏が5年以上開発・販売を続けるBlender用の定番流体シミュレーションアドオン。Blender Market、Gumroad、FlippedNormalsの3箇所で販売されている。価格は76ドル(約11,900円)の買い切りライセンス。
FLIP Fluidは下記のようなシミュレーション機能を備える。
・ホワイトウォーター(動きの激しい白波)による波・泡・粒子などの表現
・粘度(viscosity)ソルバによる粘り気のある流体表現
・表面張力がかかった弾力性のある水しぶき
・FLIPソルバによる大規模な飛沫
・APICソルバによる滑らかで安定した渦巻き表現
・絵の具を混ぜるような色の混合表現
その他、FLIP Fluidの主要機能についてはこちら。
2024年5月にはバージョン1.8がリリースされ、Blender 4.1がフルサポートされたほか、ホワイトウォーターシミュレーションメッシュのレンダリング初期設定がパーティクルシステムからポイントクラウドに変更されるなどのアップデートが実装されている。
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