Nekki社は9月12日(木)、AIアシストと物理演算によるキャラクターアニメーション作成ツール「Cascadeur 2024.2」をリリースした。スイングアニメーションやキャラクター同士のコンタクトアニメーションのサポート、キャラクターと地面のインタラクションの向上、ブレンドシェイプ対応などを新たに実装している。

Cascadeur 2024.2 Feature Highlights
Cascadeur - AI-Assisted Keyframe Animation Software

スイングモーションのサポート

バージョン2024.2では、AutoPhysicsの拡張により、キャラクターがものを掴んだポイントを中心に回転するスイングアニメーションをサポート。これにより、キャラクターが水平なバーでスイングするモーションなどが作成できる。

複数キャラクターによるコンタクトアニメーション

2人またはそれ以上のキャラクター同士によるインタラクション作成時に、AutoPhysicsがインタラクションのポイントを考慮して重心を計算できるようになり、コンタクトアニメーションの作成が簡素化された。

AutoPosingの改善によるリアルな接地アニメーション

地面に寝そべったり、体の向きを変えたり、起き上がったりといった、地面と接触するアニメーションについて、リアルな表現が可能になった。複数キャラクターの同時操作にも対応する。

ブレンドシェイプ設定済みキャラクターのサポート

ブレンドシェイプ設定済みのキャラクターをCascadeurにインポートし、コントロールすることが可能になった。ただし、Cascadeur内でキャラクターにブレンドシェイプを作成することはできない。

その他、全新機能はこちらから。

■Cascadeur 2024.2リリースノート(英語)
https://cascadeur.com/help/category/260

動作環境とプラン

対応OSはWindows(10以上)、Linux(Ubuntu 20.04以上)、macOS(13.3以上)。プランはFreeプランを含む4種類が用意されており、Free版では商用利用ができないほか、エクスポート形式も制限される(FBXやDAE形式でのエクスポート不可)。

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