東映ツークン研究所のモーションキャプチャー専門チームは8月1日(木)、モブ用のモーション&ポーズ「名もなきモーション」シリーズの販売を開始。販売ストアBOOTH上で67種類のモーションを2,200〜4,400円で販売する。なお、無料サンプルも1点用意している。

▲【サンプル】立っている人③(若者/男性)【モブ用モーション】
https://zukun-lab.booth.pm/items/5942446
▲会話しながら座っている人①(若者/女性/2人組)【モブ用モーション】
https://zukun-lab.booth.pm/items/5942229
▲会話しながら立っている人⑨(若者/男女/3人組)【モブ用モーション】
https://zukun-lab.booth.pm/items/5942937

今回のリリースは第一弾、テーマは渋谷のハチ公前周辺にいそうな"名もなき"人々。収録は日本人アクターで行われ、日本のシーンに馴染むモーションになっているという。

各モーションは光学式キャプチャシステムVICONによりキャプチャされ、FBXファイルとして提供される。アニメーションは60fpsと24fpsキープロット、ループ処理済み。

人型3DモデルはHumanIKでセットアップ済みで、HumanIKに準拠した一般的な命名規則構造となっている。MayaやMotionBuilderではすぐにリターゲット可能なのはもちろん、UnityやUnreal Engineなど、ゲームエンジンにも持ち込みやすい形式となっている。なお、3ds Max用のBipedデータについても現在準備中とのことだ。


東映ツークン研究所は本シリーズ販売開始にあたり、下記のようにコメントしている。

“名もなきモーション”にこめたもの



 これは、いわゆるモブと呼ばれる 主人公ではないキャラクターたちのアニメーション素材集です。時間も予算もかけるところではないのに、意外と手間がかかるモブ製作。あらゆる映画の背景に、ゲームシーンのアクセントに、アニメ作画の下敷きに、必ず必要なモブを手軽に配置できます。


 使い方は自由です。モブだからといってクオリティを落とさず、時間と労力を節約して、より重要な部分に集中してください。


 このモーション素材集はモーションキャプチャースタジオやモーションアクターの出番を減らすほどのものにはきっとなりません。あくまで、わざわざ撮るほどのものではない、でもあるといいのに、そんな名もなきモーションたちを、あえて作っておきました。良いなと思ったら使ってください。



 これからも新しいモーションを追加していく予定です。棚に並んでいないものは次に来たら増えているかもしれません。



東映ツークン研究所

CGWORLD関連情報

●東映 ツークン研究所が開発した日本発ハイエンド・フェイシャルキャプチャソフト「TOEI FCS」を7月1日(月)より販売(HELTEC)

顔の映像から表情の解析とリターゲットを行い、3DCGキャラクターのフェイシャルアニメーションを作成する“動画解析”を行うハイエンド・フェイシャルキャプチャソフト「TOEI FCS」の紹介。
https://cgworld.jp/flashnews/24051-heltec.html