OpenAI社は12月10日（火）、動画生成AI「Sora（ソラ）」をリリースし、有料プランのユーザーが利用できるようになった。Soraは今年2月に同社がプレビュー版を発表し、多数のユーザーからリリースが待たれていたサービス。公開直後から予想を上回るアクセスが集中したため、翌日にアカウントの新規作成を一時停止していたが、14日（土）から新規アカウント登録を再開した。

テキストからまったくの新しい動画を作成したり、画像に生命を吹き込んだり、すでにある動画を拡張したり、リミックスしたり、ブレンドしたりできるようになりました。われわれは、より簡単なプロンプト、クリエイティブなコントロール、コミュニティの共有を可能にする新しいインターフェイスを開発しました。



2月にSoraをプレビューして以来、私たちはSora Turboを開発し続けてきました。本日、ChatGPT PlusおよびChatGPT Proユーザー向けに単体製品としてリリースします。

Soraを利用できるのは、有料プランであるChatGPT PlusユーザーまたはChatGPT Proユーザー。

月20ドル（約3,100円）のChatGPT Plusプランでは、720pで5秒の動画を月最大50本生成できるのに対して、月200ドル（約31,000円）のChatGPT Proプランでは、最大1080pで20秒（実際は1080pでは10秒、720pでは20秒）の動画を月最大500本生成できる。生成される動画のフレームレートは30fps。

さらにChatGPT Proプランでは、クレジットを使い切った場合でもSoraのサーバトラフィックが低いときに低速で生成を続けることができる「Relaxed」モードが利用可能なほか、最大5世代の同時動画生成、ウォーターマークなしの生成動画のダウンロードも可能となる。


動画生成にあたってはプロンプトの編集が行えるだけでなく、生成した動画に対してRe-Cut、Remix、Blend、Loopという4種の編集ツールが利用できるほか、台本の作成と編集により生成動画の調節が可能な「Storyboard」機能も用意されている。

Soraの画面下にあるプロンプトウインドウ。左から、リファレンス画像・動画のアップロード、クリエイティブコントロールのプリセット、アスペクト比、解像度、長さ、バリエーション、クレジットの計算、Storyboard機能へのアクセス
動画をトリミングして拡張できるReCut機能
生成した動画をベースに、プロンプトに入力した変更点に沿って新しい動画を生成するRemix機能
ふたつの動画内の要素をトランジションさせるBlend機能
任意の区間からシームレスなループ動画を生成するLoop機能
Storyboard機能の利用方法

■Generating videos on Sora（OpenAI Help Center、英語）
https://help.openai.com/en/articles/9957612-generating-videos-on-sora

■Sora is here（OpenAI、英語）
https://openai.com/index/sora-is-here/

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