アメリカのスタートアップ企業Krea AI社は1月17日(金)、同社の画像・動画生成AIプラットフォーム「KREA」の機能として、画像から3Dオブジェクトへの変換と移動・回転・拡大縮小を行える機能を追加した。Freeプランのユーザーでも利用できる。
3D arrived to Krea.
— KREA AI (@krea_ai) January 16, 2025
this new feature lets you turn images into 3D objects and use them in our Real-time tool.
free for everyone. pic.twitter.com/b8gQMhUCN9
KREAに3Dがやってきました。
この新機能で画像を3Dオブジェクトに変換し、Realtimeツールで使用することができます。
本機能の利用にはまず、ホーム画面上部「Generate」→「Realtime」を選択する。
自動的にRealtimeの「Compose」モードに移動し、テンプレートのプロンプトとシェイプが用意された状態になる。左端のツールバーから「Upload Image」を選び、3Dオブジェクトに変換したい画像を読み込む。なお、テンプレートのシェイプはクリックしてDelキーで削除しておく。
続いて、画像を右クリックして「Convert to 3D」を実行すると、3Dオブジェクトが生成され、移動・回転・拡大縮小が行えるようになる。モデルのトランスフォームによりレイアウトを調整後に画像生成を実行することで、より意図通りのイメージをつくることができる。
Krea AI社とKREAについて
画像・動画生成AIプラットフォーム「KREA」を運営するKrea AI社は、コーネル大学卒のVictor Pérez氏とDiego Rodriguez氏が2022年に創立したAIスタートアップ企業。代表的な画像生成AIや動画生成AIモデルをひとつのプラットフォームに盛り込んでいるだけでなく、複数の画像やシェイプでシーンを組み上げてリアルタイムで画像生成が行えることから急速にユーザー数を増やしている。
KREAで行えるのは、画像生成&編集、動画生成、リアルタイム画像生成、画像と動画のアップスケーリング、トレーニング。
プランと価格
KREAにはFreeからMaxまで4種類のプランが用意され、商用利用はBasic以上のプランが必要となる。
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