Foundryは、ルックデベロップメント&ライティングツール「Katana」の最新バージョンKatana 9.0を正式にリリースした。

今回のバージョンでは、USD(Universal Scene Description)をノードレベルで編集できる新機能の導入をはじめ、次世代レンダリング「Hydra 2.0」(アルファ版)などが実装されている。

Katana 9.0 ー Foundry公式サイト

USD編集の基盤「UsdSuperLayer」を搭載

Katana 9.0最大のトピックは、「UsdSuperLayer」の搭載である。これによりKatanaのノードグラフ上でUSDレイヤーを直接扱い、primの作成や編集を行うことが可能になった。


「UsdSuperLayer」は、USDレイヤーを明示的に管理する仕組みを提供し、Katana内での編集結果をUSDデータとして保持できる設計となっている。


また、「UsdSuperLayer」をベースとした新ノードとして「UsdGaffer」および「UsdMaterial」も追加された。それぞれライティング編集、マテリアル編集に特化したノードでKatanaのワークフローにおいて、より柔軟な編集を可能にする。



「Hydra 2.0」(アルファ版)レンダリングの実装

本リリースでは、「Hydra 2.0」(アルファ版)によるレンダリングも提供される。これにより、「Hydra 2.0 Viewer」および「Hydra Scene Browser」が利用可能となった。


「Hydra 2.0 Viewer」は、「Hydra 2.0」を用いたレンダリング結果を確認できるビューアで、「Hydra Scene Browser」ではUSDシーン構造の閲覧ができる。なお、本機能は現時点ではアルファ段階での提供とされている。


Foundry

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