3ds Max向けのパーティクル&マルチフィジックスプラグイン「tyFlow」の最新バージョンとなる「tyFlow 2.0」が公開された。

今回のアップデートでは、新たにGPUベースの流体ソルバー「ZENITH」を統合。パーティクル、リジッドボディ、破砕などのシミュレーション機能と組み合わせたエフェクト制作にも活用できるようになった。

tyFlow Version History(公式リリースノート)

GPU流体ソルバー「ZENITH」を統合

ZENITHはGPU上で動作する流体シミュレーションソルバーで、高忠実度の流体シミュレーションを処理できる点が特徴である。ソルバーの各要素はカスタマイズ可能で、コアパラメータのほか、力、渦度、モーション、放出、移流などの設定を行える。


また、3ds MaxのNitrous表示システムに統合されており、ボリューメトリック表示のためのカスタムレイマーチングエンジンを搭載。ビューポートではヒートグロー、モーションブラー、温度ブラー、アンビエントオクルージョン、プログレッシブリファインメントなどをネイティブでサポートする。



20種類のInfernoオペレーターとして実装

tyFlow内では、ZENITHは20種類の新しい「Inferno」オペレーターとして提供される。これらのオペレーターはシミュレーション設定への低レベルアクセスを可能にすると同時に、tyFlowのValueオペレーターフレームワークとも連携する。


流体の放出は、パーティクルデータ、サーフェスプロパティ、テクスチャマップ、Expressionなどを利用して制御できる。



スパースボクセルによる流体シミュレーション

ZENITHはスパースボクセル構造を採用した流体シミュレーションシステムで、VRAMと計算時間を効率的に活用できる設計となっている。24GB以上のGPU環境では、数十億ボクセル規模のシミュレーション領域にも対応する。


また、シミュレーションフレームを高度に圧縮された形式でシステムRAMに保存するキャッシュリコール機能も備えており、VQVDBフォーマットをネイティブサポート。ディスクへの書き出しを介さず、シミュレーション結果をビューポート上で前後にスクラブできる。



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