Image Courtesy of National Basketball Association

2023年2月17日に米ユタ州ソルトレイクシティにて開催されたNBA All star Tech Summitにて3Dスキャン・AR技術を使った新たなライブスポーツの楽しみ方が公開され、話題を呼んだ

NBA(全米バスケットボール協会)最高経営責任者のアダム・シルバー氏は、アメリカの伝説的スポーツキャスターであるアーメド・ラシャド氏と共に新時代のスポーツ視聴の形をデモンストレーションを交えて披露した。

NBA All star Tech Summitの壇上にてシルバー氏はラシャド氏の周りを360度ぐるりとNBA公式アプリケーションの専用画面を通して3Dスキャンしてみせた。そして、舞台上のスクリーンに映し出されたNBAライブ試合画面を操作すると驚きの映像が現れた。スクリーンの中では3Dスキャンによって生成されたラシャド氏のアバターが試合中の選手と入れ替わり、まるでラシャド氏がNBAプレイヤーの選手の一人として実際の試合で豪快にダンクシュートを決めているかのような映像が流れている。

NBAコミッショナー・シルバー氏が伝説の司会者アーマド・ラシャド氏を3Dスキャンすると、実際のライブゲームにてNBAプレイヤーと全く同じプレイをするラシャド氏の映像が表示される。

これこそがNBAが提案する新たなスポーツの楽しみ方であり、観戦している誰もが夢のスタープレイヤ―に成り代われるという試みだ。ステフィン・カリーの様な華麗な3ポイントシュートやレブロンジェームスの様な迫力満点のダンクと同じことを自身のアバターが再現していたらと考えてみてほしい、ファンの心を掴んで離さない筈だ。

シルバー氏はこのようにNBA選手の代わりに試合に入れる機能を含む来たる未来のライブゲームストリーミング体験に含まれる新しいオプションを紹介した。

アバターオプションに加え、将来のテレビ放送では、より幅広い言語の選択、インフルエンサーや著名人による解説、試合を他の仮想空間に移動する機能、新しいアニメーショングラフィック、統合貸されたベッティングシステム、カメラアングルの強化など、ファンに寄り添ったカスタマイズ可能な体験を提供する予定だと発表した。