フィンランドVarjo社は11月25日(月)、スマートフォンを利用した高解像度3Dスキャンサービス「Teleport」の一般提供を開始した。サービスは月29.99ユーロ(約4,720円)で提供され、7日間の無料トライアル期間も用意されている。アプリはiPhoneのApp Storeから無料でダウンロードできる。
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— Varjo (@varjodotcom) November 29, 2024
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「Teleport」はスマートフォンのカメラを使って空間や物体の3Dスキャンを行い、3Dモデルを生成するサービス。生成技術には3D Gaussian Splatsや機械学習が用いられており、生成モデルはNVIDIAのGPUによりトレーニングされている。一般提供以前に実施されていたベータテストでは、他のフォトグラメトリーワークフローよりも短い5〜10分程度の撮影のみでスキャンが完了したという。
生成した3Dモデルはデスクトップやモバイル、VRデバイスでの閲覧・体験が可能で、VRデバイスでは1:1スケールでの体験が可能。また、モデルの正確な測量やチームコラボレーション用のアノテーション付与機能、PLY形式でのエクスポートもサポートする。
サービス内容と価格
サービスは月29.99ユーロ(約4,720円)で提供され、7日間の無料トライアル期間が用意される。スキャン可能数は月15本となっている。
■Varjo Announces General Availability of Teleport, the World’s First High-Resolution Scan-to-VR Solution(プレスリリース、英語)
https://varjo.com/press-release/varjo-announces-general-availability-of-teleport-the-worlds-first-high-resolution-scan-to-vr-solution/
Varjo社について
Varjo社は産業用のハイエンドxRデバイスを製造・供給するフィンランドの企業。フラッグシップモデルのヘッドセット「Varjo XR-4」シリーズはその精度と性能の高さで知られ、自動車、メディカル、ミリタリーなどの精密さが求められる産業分野で多く採用されている。
■Varjo XR-4 Series
https://varjo.com/products/xr-4/
●(参考)<セミナーレポート>Varjo XR-4シリーズの実力とは?自動車の共同デザイン、手術シミュレーション、視線データを用いたマーケティングなど導入事例を紹介
▲2024年4月、東京で開催された「Varjoセミナー」のレポート記事。Varjo社副社長とシニア・ソフトウェア・エンジニアによる基調講演や、XR-4を採用するパートナー企業によるセッションのほか、体験デモスペースやソリューション展示ブースも設営された。
https://cgworld.jp/article/202407-varjo.html
CGWORLD関連情報
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https://cgworld.jp/flashnews/202411-NianticSpatialPlatform.html
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Epic Games社がフォトグラメトリーツール「RealityCapture 1.5」をリリース。テクスチャリングの高速化、リアルタイム使用のための新しいテクスチャとメッシュの最適化、新しいエクスポートオプション、CLIコマンドなどの新機能が実装されている。
https://cgworld.jp/flashnews/RealityCapture15.html
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Shenzhen Creality 3D Technology社が青色レーザーとNIR技術を融合した世界初のワイヤレスハイブリッド3Dスキャナ「Creality RaptorX」の発売を開始。公式オンラインストアでの標準価格は815,000円(税込)。
https://cgworld.jp/flashnews/202410-Creality-RaptorX.html