Live2Dでは毎年Live2Dのユーザーを対象としたカンファレンス、Live2D Creators Conference「alive」を開催している。大盛況だった昨年に続き、今年は会場を品川SCEに移し、200人の規模で開催する予定だ。その開催を目前に控え「alive 2015」のセッションおよびデモ内容が発表された。
詳しくは こちら

■ セッション内容

  • なりきろいどアプリが切り開くLive2Dの新しい可能性
    (ヤフー)

    なりきろいどアプリは、スマホのカメラに写った顔の表情を読み取り、それに合わせてリアルタイムで動くLive2Dアバターで、通話やチャットが楽しめるアプリ。 Live2Dの表現を最大限に活用し、多彩なアバターを自在に作ることができる点、またそれをなりきろいどの特徴である顔認識とどう組み合わせたのか、Live2Dを活用したコミュニケーションの未来像にも触れながら紹介。
    http://narikiroid.moe

  • あんさんぶるスターズ Live2D制作の裏側~アニメーションから考えるモデル作り~
    (Happy Elements あんさんぶるスターズ!開発チーム)

    女性向けアイドル育成ゲーム『あんさんぶるスターズ!』、総勢32人の表情豊かなLive2Dが現在の形になるまでの過程、狙い、モデルの作り方などを、実際の開発段階ごとのモデルを見ながら説明。
    http://stars.happyelements.co.jp

  • Live2Dと対話エンジンで実現したキャラクターの実在感
    (ソニー・ミュージックコミュニケーションズ)

    「めざましマネージャー」を技術的に構成する3つの要素はLive2D、音声合成、対話エンジン。これらのクオリティと拡張性の高さが、本格的なキャラクター対話の発露となった。
    http://mezamane.com

  • エンタテインメントとライブイベントでのLive2D活用と事例
    (キュー・テック)

    キュー・テックでは、2012年からLive2D制作を始めさせて3年が経った。これまでの実績の多くは スマホやモバイル端末などのゲーム。現在アニメ、ゲーム、CMや映画など多くの分野の顧客を持つキュー・テックのチャンネルにLive2Dを提案している。プロジェクションマッピングなどにもLive2Dを使い映像制作のツールとしても実績を作っている。ライブイベントでは声優とシンクロさせてリアルタイムにコミュニケーションするサイネージ型のコンテンツも制作が可能。その取り組みの一部を紹介する。

  • 自分の作品が世界中のアプリ・ゲーム開発者に使われる日
    (ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン)

    ゲーム開発や製造業、建設業、医療の現場などで愛用されている統合開発環境のUnityには、アプリやコンテンツに組み込むことが出来る素材を売買するためのマーケットプレイス「Unity Asset Store」がある。絵素材が必要なアプリを作りたい世界中の有能なエンジニアに、作品を Unity Asset Store経由で有償・無償で提供することが可能だ。この講演ではUnity Asset Storeの魅力と出品までの流れを紹介する。
    http://unity3d.com/jp

■ デモ内容

  • Cubism 2.1の新機能紹介と実演
    (Live2D)

    Cubism 2.1では、ユーザーからの要望が多かった「クリッピングマスク」などの新しい機能のほか、既存の「PSDインポート」や「テクスチャ再配置」といった便利機能が更に強化されている。"描いたまま"を"自在に動かす"、そんなコンセプトのもと30を超える改良でパワフルになったCubism 2.1の紹介と実演を行う。

  • Euclid開発の今とこれから
    (Live2D)

    昨年末に発表し、現在開発中のLive2D Euclidについて最新情報を発表する。複数の2D画を組み合わせて3D空間で描画することで何が可能になるのか、3DモデルやVRとの相性はどうなのか、絵を描く人にとって何を意味するのか...... Live2D Euclidが実現しようとしている未来について紹介。また、現在開発中のデモ画面や、想定している製作工程についても解説する。

■ タイムテーブル

11:00~11:20 基調講演:「Live2Dの現在と未来」
(中城哲也氏 Live2D)

Live2Dの現在の状況や取り組みを紹介。開発中の次世代技術「Euclid」の最新情報も紹介する。
11:20~11:40 Live2D Creative Award
(Award上位入賞クリエーター/審査員)

入賞者の発表と賞品の授与。
11:45~12:10 なりきろいどアプリが切り開くLive2Dの新しい可能性
(吉田一星氏 ヤフー)

なりきろいどの特徴である顔認識とどう組み合わせたのか、Live2Dを活用したコミュニケーションの未来像にも触れなが紹介。
12:15~12:40 あんさんぶるスターズ Live2D制作の裏側
(太田垣 諒氏 Happy Elements)

開発の狙い、モデルの作り方などを、実際の開発段階ごとのモデルを見ながら解説。
12:40~13:40 Lunch Break
13:40~14:05 Live2Dと対話エンジンで実現したキャラクターの実在感
(松平恒幸氏 ソニー・ミュージックコミュニケーションズ)

「めざましマネージャー」を技術的に構成する3つの要素、Live2D、音声合成、対話エンジンについて。
14:10~14:35 セッション4
(中辻慶治氏 キュー・テック)

準備中
14:40~15:00 自分の作品が世界中のアプリ・ゲーム開発者に使われる日
(常名隆司氏 ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン)

世界中の有能なエンジニアに、グラフィック素材を有償・無償で提供できるUnity Asset Storeの紹介。
15:10~15:30 Cubism 2.1の新機能紹介と実演
(國定みゆき氏 Live2D Creative Studio)

「描いたまま」を「自在に動かす」、そんなコンセプトのもと30を超える改良でパワフルになったCubism 2.1の紹介と実演を行う。
15:30~16:00 Euclid開発の今とこれから
(稲田修一氏 Live2D Creative Studio)

Live2D Euclidが実現しようとしている未来について解説。また、現在開発中のデモ画面や、想定している製作工程についても紹介する。
16:00~17:00 Lightening Talk
(藤堂英樹氏 東京大学 / JST CREST、uracon氏、神吉李花氏、時村良平氏 マッドネスラボ、Yuan-H氏、Maxwell Peng氏、SevenA氏、kutata氏、栗坂こなべ氏 関西ゲーム制作部、ヨシムネ氏)

一人5分の自由な発表の時間
17:10~19:00 交流タイム
参加者、登壇者、スタッフによる自由な交流の時間。

■ イベント概要

イベント名:Live2D Creators Conference「alive 2015」
日時:2015年6月26日(金)11:00~17:05 (受付開始 10:40)(懇親会 17:10~19:00)
会場:ソニー・コンピュータエンタテインメント SSJ品川ビル 17F
料金:無料(懇親会参加の場合は 1,000円)事前登録が必須

■ 関連 URL

・「alive 2015」
 http://www.live2d.com/alive2015
・株式会社Live2D
 http://www.live2d.com