NHKエンタープライズ(以下、NEP)、NHKメディアテクノロジー(以下、MT)、レコチョクの研究・開発機関であるレコチョク・ラボ(以下、RCL)、WONDER VISION TECHNO LABORATORY(以下、WVTL)は、世界最大のクリエイティブビジネスの見本市「SXSW 2017(サウス・バイ・サウスウエスト2017)」(米テキサス州オースティン)に共同出展する。2017年3月12日(日)~15日(水)の4日間、オースティン・コンベンション・センターで開催される、先端技術・サービスのショーケース「トレードショー」に、"8K+ドーム型ワイドスクリーン+モーションライド+5.1ch"による、世界初の「8K:VRライド」を展開する。このコンテンツは東京をテーマに過去から現在、2020年に向かう様子を時空移動しながら、8Kによる実写とCGを組み合わせた映像。その映像を日本を代表するバンド、サザンオールスターズの楽曲「東京VICTORY」が盛り上げ、ドーム型ワイドスクリーンとモーションライドで体感し、ヘッドマウントディスプレイを使わずに"TOKYOバーチャル体験"を実現する。「SXSW」は、毎年3月にテキサス州オースティンで開催され、世界中からメディア業界のプ
ロフェッショナルとクリエイターが集まる、世界最大のクリエイティブビジネスの見本市。1987年に音楽部門からスタートし、いまでは映画、インタラクティブに分野を広げ、毎年規模を拡大している。
■出展概要
「SXSW 2017:Trade Show」
日時:2017年3月12日(日)~15日(水)10:00~18:00
※最終日のみ14:00まで
※「SXSW 2017」の会期は、3月10日(金)~19日(日)
会場:Austin Convention Center, Exhibit Hall 3
※ バッジ登録者のみ入場可能
8K:VR 公式HP:http://8KVR.net
■8K:VR シリーズの第二章、「8K:VR ライド」
8K:VR シリーズの第二章、「8K:VR ライド」、「8K:VR」は、NEPとMTが共同開発したコンセプト。NEPとMTは、NHKが開発した次世代テレビ放送規格「8K スーパーハイビジョン」に3D映像技術を組み合わせ、「8K+3D+22.2ch」による、世界初の8K:VR作品を共同制作した。リアルな3D映像、迫力の360°音響、レーザー照明演出を融合し、斬新なエンターテイメント体験をデザイン。同作品は、2016年3月、「SXSW 2016」に「8K:VR シアター」というコンセプトで出展され、"ヘッドマウントディスプレイを使わないVR 体験"として注目を集めた。また、「2016年度グッドデザイン賞」、「Innovative Technologies2016 選考委員特別賞」、「ルミエール・ジャパン・アワード2016 3D 部門グランプリ」を受賞した。
今回、NEPとMTは「8K:VR」の進化版として、新たなコンセプト「8K:VR ライド」を企画した。これは、「8K+ドーム型ワイドスクリーン+モーションライド+5.1ch」により、「8K:VR シアター」と同じく、ヘッドマウントディスプレイを使わずにVR体験を実現するもの。この構想に、2016年より追体験が可能な本格的ライブVRコンテンツの撮影・制作、VR次世代技術を駆使した立体的な360度映像制作などVRコンテンツの研究開発を行なっているRCLも、新しい音楽体験コンテンツとして関心を持ち、プロジェクトに参加。「8K:VR ライド」の基盤となる映像システム・Sphere 5.2を開発するWVTLとの4社でコンテンツを共同開発した。WVTLが開発したSphere 5.2は、幅5.2m、高さ3.4m、奥行き2.6m のドーム型ワイドスクリーンに、4Kまたは8Kの映像をプロジェクション投射できる映像システム。このシステムに8K対応プロジェクターと、電動6軸モーションベースを組み合わせ、世界初の8K 映像によるモーションライドを実現した。