Mixed Reality(MR:複合現実感)の技術を実現するハードウェアおよびソフトウェアの開発・販売を行うemmmR株式会社(以下、emmmR)が、2017年10月、株式会社ニコンとSBIインベストメント株式会社が共同で設立したプライベートファンド「Nikon-SBI Innovation Fund」を引受先とする第三者割当増資を実施し、これまで取り組んできたMRを実現化するハードウエアとソフトウエア「リアルタイム・エフェクター(仮称)」の開発を加速、エンターテインメント分野に進出を開始することを発表した。また、事業拡大に伴い、3DCGグラフィックス系ソフトウェアの開発経験がある、クリエイティブ豊かなエフェクト開発エンジニアを募集している。
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■emmmRの事業と使命について
emmmR(エムアール)の社名は、「どれにしようかな?」のワクワク感と現実空間を融合させて「もっとワクワクするなにか」を創るMixed Reality Company。社名は「どれにしようかな? かみさまのいうとおり......」の英語「eeny,meeny,miny,moe」の頭文字「emmm」をとっている。そして最後の「R」は、Realityの「R」。事業は、MRを実現するハードウェアおよびソフトウェアの開発と販売、さらにはMR技術が誰でも手軽に楽しめるエンターテインメントに活用できる世界へ誘うことにある。従来のリアルとバーチャルの複合は、大掛かりなセットが必要であり、演者側がセットの位置決めやCG映像に合わせた緻密なパフォーマンスをする必要があった。しかし、emmmR開発の「リアルタイム・エフェクター(仮称)」を使用することで大掛かりなシステムの必要性がなくなり、人の動きに合わせてリアルタイム表示される3DCGエフェクトと現実空間を融合させたMRライブ動画配信が実現。同社の技術は、ゲームや動画などのエンターテインメントはもちろん、医療や建築現場、デザインやファッション界などでの活用が期待されており、中国を軸にアジアへ向けてビジネスを展開中だという。
■emmmR社代表コメン
「ネットとスマホが普及した現在、誰もが自分のクリエイティブを世界に向けて発信できる時代です。エンターテインメントの分野での利用機会はネット配信、地上波、イベント演出等に加えC2Cコミュニケーションも視野に入れ、今回の増資をステップにネット配信事業の最大市場である中国での販売を開始いたします。リアルとバーチャルが相互干渉する世界。そんな不思議な空間を世界中の皆さんに楽しんで頂けるプラットフォームに成長することを目指してまいります」。