「第21回文化庁メディア芸術祭」の受賞作品および功労賞受賞者が決定した。文化庁メディア芸術祭は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバル。今回の作品応募では、4,192作品が寄せられ、過去最多となる世界98の国と地域から応募があった。厳正なる審査の結果、部門ごとに受賞作品(大賞、優秀賞、新人賞)と、功労賞としてメディア芸術分野に貢献のあった人物を選出。とくにアニメーション部門では第5回(2001)以来の16回ぶりとなる2作品同時の大賞受賞となった。贈呈式、受賞作品等を紹介する受賞作品展は、平成30(2018)年6月に国立新美術館(東京・六本木)を中心に開催される。
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■第21回文化庁メディア芸術祭 受賞作品
アート部門
大賞
『Interstices / Opus I - Opus II』 Haythem ZAKARIA
優秀賞
『アバターズ』菅野 創/やんツー
『進化する恋人たちの社会における高速伝記』 畝見達夫/ダニエル・ビシグ
『水準原点』 折笠 良
『Language Producing Factory』 DAI Furen
新人賞
『I'm In The Computer Memory!』 会田寅次郎
『Panderer (Seventeen Seconds)』 Gary SETZER
『The Dither is Naked』 YANO
エンターテインメント部門
大賞
『人喰いの大鷲トリコ』、『人喰いの大鷲トリコ』開発チーム(代表:上田文人)
優秀賞
『FORESTA LUMINA』、『FORESTA LUMINA』 制作チーム
『INDUSTRIAL JP』 INDUSTRIAL JP
『PaintsChainer』 米辻泰山
『Pechat』、『Pechat』開発チーム(代表:小野直紀)
新人賞
『盲目の魚-The Blind Fish-』 石川泰昭/ミカヅキ フタツ/Keishi Kondo
『Dust』 Maria JUDOVA / Andrej BOLESLAVSKY
『MetaLimbs』 佐々木智也/MHD Yamen SARAIJI
アニメーション部門
大賞
『この世界の片隅に』 片渕須直
『夜明け告げるルーのうた』 湯浅政明
優秀賞
『ハルモニア feat. Makoto』 大谷たらふ
『COCOLORS』 『COCOLORS』制作チーム(代表:横嶋俊久)
『Negative Space』 KUWAHATA Ru / Max PORTER
新人賞
『舟を編む』 黒柳トシマサ
『The First Thunder』 Anastasia MELIKHOVA
『Yin』 Nicolas FONG
マンガ部門
大賞
『ねぇ、ママ』 池辺 葵
優秀賞
『銃座のウルナ』 伊図 透
『ニュクスの角灯』 高浜 寛
『夜の眼は千でございます』 上野顕太郎
『AIの遺電子』 山田胡瓜
新人賞
『甘木唯子のツノと愛』 久野遥子
『バクちゃん』 増村十七
『BEASTARS』 板垣巴留
功労賞
田宮俊作 実業家
竹内オサム マンガ研究者/同志社大学教授/マンガ家
※このほか、優れた作品を審査委員会推薦作品として選定
■受賞作品展
会期:2018年6月13日(水)~6月24日(日)
会場:国立新美術館(東京都港区六本木7-22-2)他
入場料:無料
主催:第21回文化庁メディア芸術祭実行委員会