長年にわたりパーソナルCGアニメを振興するため活動してきたPROJECT TEAM DoGA(株式会社ドーガ)は、コンテスト設立30周年を記念した上映会&トークショーを2018年11月11日に横浜・東京藝大馬車道校舎にて開催する。このイベントには、歴代入選者であるクリエイター青木 純氏、井上 涼氏、杉本晃佑氏、塚原重義氏、山元隼一氏といった豪華なゲストが出演する。
■「CGアニメコンテスト30周年記念上映会」概要
新海 誠氏(『君の名は。』)、たつき氏(『けものフレンズ』)、石田祐康氏(『ペンギン・ハイウェイ』)、吉浦康裕氏(『サカサマのパテマ』)。日本のクリエイティブをリードする数々の才能を送り出した、伝説的なアニメーショングランプリ「CGアニメコンテスト」。その設立30周年を記念して、主催者による基調講演、そして各界で活躍する歴代入賞者を交えたトークショウを行い、歴史的コンテストの記憶を探る。
「CGアニメコンテスト」について
『君の名は。』、『けものフレンズ』、記録的な大ヒットでアニメーション界を塗り替えた新海 誠氏、たつき氏。そして次世代のアニメーション監督として熱く注目を集める石田祐康氏、吉浦康裕氏。実は彼らは、みな同じアニメーションコンテストの出身者だった。それが、1988年末に初開催され、日本で最も古い歴史を持つパーソナルCGアニメーションのグランプリ「CGアニメコンテスト」だ。現在も商業アニメーション、コマーシャルやミュージック・ビデオ、そして世界の映画祭で活躍する数多くのクリエイターを輩出し、これまでに多種多彩な500近い作品を世に送り出してきた「CGアニメコンテスト」。それまでの「巨大な資本やスタジオ製作」とは全く違う流れを持つ、たったひとり(~少人数)でアニメーションをつくる「個人クリエイター」の受け皿となった同コンテストは、いつしか日本のクリエイティブの中心をになうクリエイターたちの「伝説」となりつつある。同イベントは、そんな「知られざる」アニメーションの、そして映像表現やクリエイターたちの歴史にディープにスポットをあて、その記憶を探る貴重な機会となっている。
豪華トークゲストが集結
同イベントには、現在もクリエイティブの第一線で活躍する豪華なクリエイターがトークゲストとして集結。まずは2018年最大の話題作であったテレビアニメ『ポプテピピック』の監督を務めた青木 純氏。NHK Eテレで放送中『びじゅチューン!』で人気爆発し、現在もイベントで全国を回るアーティスト、井上 涼氏。また、SEKAI NO OWARIやSCANDALのMVで知られる映像作家の杉本晃佑氏は、新海 誠氏以来2人しか出ていない本CGアニメコンテストのグランプリ受賞者でもある。その一貫した強烈な世界観で根強いファンを持つ塚原重義氏は、SEKAI NO OWARIのライブステージデザイン協力などで手腕を発揮。「あにめたまご2018」で監督作を送り出した山元隼一氏は、現在放送中のアニメ『おとなの防具屋さん』でも監督を務めている。これらのクリエイターはいずれも、同CGアニメコンテストの入選常連者でもある。皆が一同に会するトークショーからは、入選者だからこそ知る当時の創作の舞台裏や記憶。そしてその後のクリエイティブに「個人アニメーション作家」というキャリアがどう影響したのかを、垣間見ることができるだろう。
主催者による基調講演、上映作品
同イベントでは、CGアニメコンテストの主催者である、かまだゆたか氏が同コンテスト開催のきっかけや歴史を語る基調講演を実施。そしてゲストの当時の入選作品、さらに「ぜひ皆さんに紹介したい」、「ゲストがもう一度見たい」歴代の入選作品もトークの合間に続々と上映する。コンテストの歴史に興味がある、トークゲストに興味があるだけでなく、短編アニメーションが好きな人にも楽しみる内容となっている。
「CGアニメコンテスト30周年記念上映会」詳細
日時:2018年11月11日(日)14:00~(開場は13:30)
場所:東京藝術大学横浜・馬車道校舎
(みなとみらい線「馬車道」駅上5、7番出口前)
料金:無料
(Peatixでの事前申し込み制、空席発生の場合は当日13時より整理券配布)
チケット予約サイト(予約は11月8日まで)
https://cga30aniv-yokohama.peatix.com
詳細は以下URLから
特設サイト cga30aniv.tumblr.com/
公式サイト CGanime.jp/contest/