第31回目を迎える東京国際映画祭は、今年、映像表現にフォーカスをあてたセミナーを開催する。多彩な表現を実現する為に進化を続ける最先端の映像技術。様々な映像デバイスの普及による視聴環境の広がり。想像を超えるような映像体験は、この先どこへ向かうのか。3DCG、4K・8K、リアルタイムレンダリング技術など、新たな映像表現を探求し続けるクリエイター4人が様々な表現やテクノロジーの進化について語り合う対談形式のセミナー。NHKスペシャル『人類誕生』など最新の4KHDRコンテンツほか、この会場でしか見ることが出来ない話題の映像を紹介しながら、コンテンツに関わる様々な立場から映像表現の今と未来を紹介する。

■セミナー概要

タイトル:「映像表現の今、そして未来」
https://2018.tiff-jp.net/ja/lineup/film/31MST05
日程:2018年11月1日(木)13:00~14:30
会場:六本木ヒルズ アカデミーヒルズ49階タワーホールA&B
※チケット購入ページはこちら
※当日来場者の方に「CGWORLD Entry 東京国際映画祭特別版」を配布予定
主催:東京国際映画祭事務局
共催:ソニーPCL株式会社
企画協力:株式会社Luminous Productions
特別協力:日本放送協会、株式会社オー・エル・エム・デジタル、株式会社ポリゴン・ピクチュアズ、ソニービジネスソリューション株式会社、ソニービジュアルプロダクツ株式会社、CGWORLD、 デジタルハリウッド株式会社

■ゲストの紹介

安生健一氏
株式会社オー・エル・エム・デジタル技術顧問/SIGGRAPH Asia 2018 カンファレンスチェア

「SIGGRAPH Asia 2018」ではカンファレンスチェアを務め、映像制作における「使える」技術開発の為、国内外の研究者・技術者とコラボレーションし、また、研究発表などの対外活動も活発に行なっている。
塩田周三氏
株式会社ポリゴン・ピクチュアズ代表取締役/SIGGRAPH Asia 2018 コンピュータアニメーションフェスティバルチェア

2003年にポリゴン・ピクチュアズ代表取締役に就任、海外有力企業からのプロジェクト受託など新しいビジネスを切り拓いてきた。また現在は経営陣と共に、日本の2Dアニメの特長を活かした新世代のCG表現でも注目を浴びている。スタジオはエミー賞を初め数々の国際的なアワードにも輝く。
柴田周平氏
NHK チーフプロデューサー

各界の一流の人物に密着した『プロフェッショナル仕事の流儀』や、『クローズアップ現代』など、20年以上に渡り数多くのドキュメンタリー番組の制作を手がける。2003年にディレクターとして制作した『にんげんドキュメント・ただ一撃にかける』では、文化庁芸術祭優秀賞を受賞した。近年は古代文明に焦点をあてた『NHKスペシャル・謎の古代ピラミッド』や、人類の進化を高精細CGで描いた『NHKスペシャル・人類誕生』などを制作・プロデュースしている。
越野創太氏
ソニーPCL株式会社 ディレクター

3Dや4Kなど先端技術を活用した映像制作に多数携わる。2015年、自ら4Kカメラを携えジェット戦闘機に乗り、成層圏からの地球を撮影したドキュメンタリー作『BLUE HORIZON』(WOWOW)を制作。ルミエール・ジャパン・アワード2017 4KHDR部門審査員特別賞を受賞した。2017年には、世界最大の洞窟に挑む『THE GREAT BELOW』(WOWOW)を制作、『NHK スペシャル人類誕生』ではライブアクションディレクターを担当した。視聴した人が未知なる風景を疑似体験できることを目指し、8KHDRなど最新鋭の映像技術を用いたコンテンツ制作を行なっている。
モデレーター
沼倉有人氏 CGWORLD編集長

トーメン(現、豊田通商)にて、エネルギープラントなどのインフラ営業に携わった後、一念発起して映像業界へ。東北新社のオフライン・エディターとして、CMやVPの編集を手掛ける。2005年10月よりCGWORLD編集部に加わり、2012年7月より現職。