新型コロナウイルスの影響でGDCをはじめ、さまざまなイベントや勉強会で延期や中止が続く中、IGDA日本では3月28日に特別ウェビナー(ストリーミング配信を通したWeb上のセミナー)を開催する。
詳細はこちら

■講演概要

講演者は元エピックゲームズでユーザーエクスペリエンス(UX)ディレクターとして『フォートナイト』の開発にたずさわり、書籍『ゲーマーズブレイン UXと神経科学におけるゲームデザインの原則』(ボーンデジタル)の著者としても知られるセリア・ホデント氏。配信は『ゲームクリエイターズクライシス』など、さまざまなストリーミング番組を配信している多目的スタジオ、ぴこすの協力を得て、16時から18時までYoutubeLive上で行われる(逐次通訳付き)。

講演タイトル「フォートナイトのユーザーエクスペリエンス」
ユーザーエクスペリエンス(UX)は、ビデオゲーム業界にとって非常に新しい考え方であり、ゲームを楽しく魅力的にする方法を考えるうえで、特定の課題がある。元Epic GamesのUXディレクターとして、およびゲーム業界で10年以上の経歴を持つベテランとして、セリア・ホデント氏は『フォートナイト』で使用されたUXフレームワークについて説明。具体的には、ゲームをデザインする際に考慮すべき主な脳の制限について説明したうえで、ユーザビリティとエンゲージメント能力という、2つの点でゲームUXについて解説していく。ゲーム開発者は同講演を聴くことで、開発中のゲームを成功させる上で必要なレシピを得ることができる。

講演者プロフィール:セリア・ホデント氏は、ゲーム業界でのユーザーエクスペリエンス(UX)と認知科学の応用におけるリーダーとして認識されている。セリア氏は心理学の博士号を取得しており、ビデオゲームスタジオでのUX戦略とプロセスの開発について、10年以上の経験がある。Ubisoft(『Rainbow 6』フランチャイズなど)、LucasArts(『Star Wars:1313/開発キャンセル』など)での業務や、Epic GamesのUXディレクター(『フォートナイト』など)を通じて、PCからコンソール、モバイル、そしてVRまで、複数のプラットフォームで多くのプロジェクトに貢献してきた。セリアは2016年にスタートしたゲーム開発者会議、Game UX Summitの創設者であり、GDCにおけるUX Summitのアドバイザリーボードメンバーであり、仏CNIL Foresight Committeeのメンバーであり、書籍『ゲーマーズブレイン UXと神経科学におけるゲームデザインの原則 』の著者でもある。現在、彼女はコンサルタントとして独立し、スタジオがゲームの魅力と成功の可能性を高めることを支援している。