オフィス H(オフィス・アッシュ)が有名映画祭で脚光を浴びる、気鋭の監督たちのショートアニメーションの特集上映「WAT 世界のアニメーションシアター」を開催する。3月1日(火)から行っていたクラウドファンディング「WAT 2016・MotionGallery キャンペーン」が、多くのコレクターの支援により、締切前に目標額を達成。応援のコメントも多数寄せられ、注目度も日に日に高まっている。
それに伴い、5月1日(日)からスタートする下北沢トリウッドでの上映詳細も決定した。「いろいろな愛を描くアニメーション」と「社会的視点を持つアニメーション」をテーマにセレクトした2プログラム。ゲストを招いてのトークイベントも開催する。アメリカ・フランス・スイス・デンマーク・オランダ・イギリス・ブラジルで制作され、様々な文化背景を持つ監督たちが多様な技法で描いた、大人も楽しめるアニメーション特集が「WAT 世界のアニメーションシアター」だ。
詳しくはこちら。
■劇場情報
・場所/日時
東京・下北沢トリウッド:5月1日(日)〜5月29日(日)
※平日火曜定休
homepage1.nifty.com/tollywood/
・5月1日(日)〜 5月20日(金)
【Aプログラム】15:20/19:50、【Bプログラム】16:40/21:00
・5月21日(土)〜 5月27日(金)
【Aプログラム】14:00、【Bプログラム】15:10 5月28日(土)、5月29日(日)
【Aプログラム】13:30、【Bプログラム】14:40
・料金
1プログラム:900円
2プログラム:1,600円
2プログラム(学生・シニア):1,300 円
■ゲストを招いてのトークイベント開催
司会:オフィス H・伊藤裕美(WAT 主催)
【5月2日(月)21:00の回後】
土居伸彰氏
(株式会社ニューディアー代表、新千歳空港国際アニメーション映画祭フェスティバル・ディレクター)
主にインディペンデント系アニメーションを研究しつつ、映画配給やイベント企画・運営、執筆等を通じて世界の優れたアニメーションを紹介している。国際アニメーション映画祭で日本アニメーション特集のキュレーター経験も多い。編著に『ドン・ハーツフェルト』(CALF)、『ブルース・ビックフォード』(ニューディアー)、訳書にクリス・ロビンソン『ライアン・ラーキン やせっぽちのバラード』(太郎次郎社エディタス)など。2016年3月より、第88回アカデミー賞にノミネートされたブラジルの⻑編アニメーション映画『父を探して』を全国公開中。
【5月7日(土)21:00の回後】
大高健志氏(株式会社 MotionGallery代表取締役)
外資系コンサルティングファームに入社し、戦略コンサルタントとして、主に通信・メディア業界において、事業戦略立案、新規事業立ち上げ支援、マーケティング立案等のプロジェクトに携わる。その後、東京藝術大学大学院に進学し映画製作を学ぶ中で、クリエィティブと資金とのより良い関係性の構築の必要性を感じ、2011年に MotionGalleryを立ち上げた。以来1,000件以上、6億円を超えるプロジェクトの資金調達〜実現をサポート。
【京都・立誠シネマプロジェクト】
6月4日(土)〜
risseicinema.com/
名古屋・シアターカフェ 今夏(上映作品の一部が異なる場合がある)
www.theatercafe.jp/
■WAT 2016 について
2000年に下北沢トリウッドで始まった「WAT 世界のアニメーションシアター」は、オフィス H(オフィス・アッシュ、代表:伊藤裕美)が世界最大規模のアヌシー国際アニメーション映画祭などで見出した、世界の若手監督のオリジナル作品やカナダ国立映画製作庁(NFB)の名作などを多数日本に紹介してきた。これまでの動員は延べ1万人を超える。
www.wat-animation.net/wat_list.html
3年ぶりの再開となる2016年の上映は全10作品。「いろいろな愛を描くアニメーション」をテーマに、日本・アメリカのカップル監督による"アインシュタインの夢"『ビトイーン・タイムズ』、ブラジルで脚光を浴びる女性監督の『ギーダ』、空想の少年と不妊に悩む女性のファンタジー『Otto- オットー』、黒い砂に油彩の色彩美が映える『ちいさな芽』、そして第88回オスカーノミネート『真逆のふたり』。さらに「社会的視点を持つアニメーション」として、デンマークで制作された中東紛争にまつわるドキュメンタリータッチのショートアニメーション -イスラエルの人権団体 B'Tselem(ベツェレム)のカメラプロジェクトの映像を基にした『ホワイトテープ』、『ブラックテープ』と、アフガニスタンに派遣されたデンマーク軍の実話に基づく『アフガニスタン -戦場の友情』、そして1000年続くキリスト教聖地に巡礼する人たちを描く『サンティアゴ巡礼』、聴覚障害者カップルの愛が舞う『触感のダンス』。
セレクションされたのは、オスカーノミネート作品やノミネート監督の最新作、アヌシー国際アニメーション映画祭にて初監督作品に贈られる「Jean-Luc Xiberras賞」受賞作、フランスのアニメーション制作会社・Folimage(フォリマージュ)が独立系作家にオリジナル作品の制作の機会を提供する「ラ・レジデンス」の作品など、日本、アメリカ、ブラジル、フランス、オランダ、イタリア、デンマーク、イスラエル出身の気鋭の監督たちの注目作ばかり。さらに今回、ショートアニメーションの魅力をより広く伝えるべく、クラウドファンディング「WAT 2016・MotionGallery キャンペーン」を行なう。
「WAT 2016」でしか観られない、アメリカ、フランス、スイス、デンマーク、オランダ、イギリス、ブラジルで制作された個性に満ちたショートアニメーションを堪能してほしい。
■独立系ショートアニメーション配給 クラウドファンディング
「WAT 2016」は、日本の映画・映像系クラウドファンディングの草分けであるMotion Gallery-モーションギャラリー(代表取締役:大高健志)とタッグを組み、3月1日(火)にファンド募集を開始後、多くのコレクターの支援により、締切前に目標額を達成した。「テレビで見られないアニメーションを見たい」、「地元の映画館でも上映してほしい」という応援が多く寄せられている。
ショートアニメーションを全国のミニシアターや一般劇場で鑑賞できるよう、意欲ある人がショートアニメーションの劇場配給を行なえるよう、そして監督・制作者が上映料を得られるよう、熱心なファンと共に独立系のショートアニメーション配給業務の安定スキーム化を目指す。
■WAT2016 MotionGalleryキャンペーン
Motion Gallery(モーションギャラリー)での「WAT 2016」のプロダクション・ファンディング(目標金額の達成可否を問わず、資金調達が実行される方式)。
詳細はこちら。
・ファンディング期間
3月1日(火)〜4月11日(月)
・応援しているコレクターへの特典
3,000円~50,000円の間で、複数のファンド価格・特典を準備。コレクターが寄せた資金は、監督・制作者等への上映料、日本語版の制作費、広報宣伝費の一部に使用する。