株式会社シャノンは、注目が高まっているバーチャルイベントに関する新サービスを提供することを目的とする子会社「ZIKU(ジクウ)」を設立したことを発表した。
詳細はこちら。
■「ZIKU」で提供するサービス
企業が実施する展示会やイベントの多くが、延期や規模を縮小しての開催を余儀なくされている現在。このような状況において、オンラインでのイベント開催(バーチャルイベントやオンラインカンファレンス)は、リアルイベントの代替手段の1つとして注目が集まっている。オンラインでのイベント開催には、主催者や出展者にとっては気候や季節を選ばず、低コストでの開催が可能であり、リモートワークが根付きつつある昨今の「働き方」とも相まって、集客も容易というメリットがある。また、参加者にとっても会場への移動時間のないオンラインイベントへの参加には合理性がある。このような状況からアフターコロナにおいても、オンラインでのイベント開催へのニーズはリアルイベントと住み分けて一分野として成長していくと考えられる。シャノンの子会社「ZIKU」では、同社が20年来のイベントビジネスにおいて蓄積してきたイベント開催支援のノウハウを活かして、主催者、出展者、参加者に対して、よりハイクオリティなバーチャルイベントを低コストで提供することを目指しているという。
■シャノンが「ZIKU」を設立する意味について
シャノンは創業以来20年もの間、展示会やイベントにおけるシステム支援を行なってきた。また新型コロナウイルスの感染拡大の前から、マーケティング支援の一環としてバーチャルイベントの提供をしており、現在も顧客の要望に可能な限り応えるオーダーメイド型のバーチャルイベントとしてサービスを提供している。オーダーメイド型のイベント支援サービスは、顧客ごとの要望をきめ細かくカバーすることができる一方で、提供にかかる「費用」や「時間」などについて課題もある。コロナ禍において、バーチャルイベントを提供する企業は増加しているが、その一方で、顧客のマーケティング課題の解決には、単なる空間の提供だけでなく、イベントの開催、運用支援のノウハウも不可欠であると言える。このような状況の中で、顧客のマーケティング課題を解決していくためには、オーダーメイド型のイベント支援サービスにおける課題を克服した新たなサービスをイベントの開催、運用支援のノウハウとセットで提供していく必要があると、同社は考えているという。