国内CG会社の海外進出支援を根幹事業とするグローバルアローは、日本を代表するCG制作会社、ピコナをコンサルティングしており、同社が2016年9月13日(火)より4日間にわたりフランスで開催されるアニメーション振興イベント「カートゥーン・フォーラム(Cartoon Forum)」にて、イギリスとの共同制作アニメーション、テレビシリーズ『メロディーメーカーズ』を披露することを発表した。
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■背景

グローバルアローがコンサルティングを行うピコナは、音楽をビジュアル化したアニメーションを得意としている。そのアニメーションにイギリスからラブコールがあり、グローバルアローを通して共同制作が実現した。

■「カートゥーン・フォーラム」とは

「カートゥーン・フォーラム」はおもにアニメーションの共同制作と、市場を発展・活性化させることを目的に毎年9月に開催されている。各国のテレビ局など、そうそうたる面々に新規アニメーションのみならず制作会社のアイデンティティーを示す場として権威あるイベントだ。

ピコナは日本の制作会社として初めて、作品だけではなく日本のCG制作会社のクオリティと技術を、会場に集まる世界各国のテレビ局、配信事業者やプロデューサーへアピール。アジア勢として本フォーラムへの出場は、2015年に企画の一環として主催者に招待された韓国に続く形だが、自助努力でステージに上がるという点では、株式会社ピコナがアジア初、日本初の快挙であると言える。

22億ユーロ(約3,000億円)規模といわれるアニメーション市場のうち約36%はこのカートゥーン・フォーラムにて成立(2015年実績)、低金利の中、投資家達の注目も集めている。

■『メロディーメーカーズ』とは

音楽をビジュアル化することにより、音楽が持つ多様性と複雑性を伝える作品。伝統的な2Dの技法を用いた3DCG、また、Pencilを用いたトゥーンタッチの3DCGといった、2Dと3Dを融合させたアニメーション。