メ~テレ(名古屋テレビ放送)は、2015年9月に運用を開始した「HDR対応4K編集室」を活用し、HDRコンテンツ『4Kどうぶつ劇場』を制作した。

この『4Kどうぶつ劇場』は、次世代放送推進フォーラムの「検証用コンテンツ」に採用され、3月12日(土)にCS衛星を利用した4K試験放送『Channel 4K』で放送される。

放送を取り巻く環境が目まぐるしく変化する中、メ~テレは"次世代放送の先進局"を目指し、積極的に4K制作に取り組んでいる。今回の『4Kどうぶつ劇場』は、多くの市民に愛されている東山動植物園(名古屋市千種区)の協力を得て、"テレビ放送はもちろん、大型モニターでも楽しんでもらえるコンテンツづくり"をコンセプトに制作された。フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ4K映像で撮影した動物たちを昨今注目されている高画質化技術である「HDR(ハイダイナミックレンジ)」コンテンツとして、同社の4K編集室でカラーグレーディング(色調整)を行った。動物たちの生き生きとした表情や、肉眼では気づくことのない意外な特徴を楽しんでほしい。

■概要

・タイトル:『4Kどうぶつ劇場』(HDR版)
・制作・著作:メ~テレ(名古屋テレビ放送株式会社)
・放送媒体:CS衛星を利用した4K試験放送『Channel 4K』(Ch番号:502)
channel4k.jp/
・放送尺:60分
・放送枠:2016年3月12日(土) 16:00~17:00(再放送:19日(土)・21日(月・祝)同時刻)
・内容:学校など大型画面による集団視聴も念頭に置いた映像ソフト。
 "イケメンゴリラ"として話題のニシローランドゴリラ「シャバーニ」や、パンサーカメレオンなど20種類以上の動物を4K・Logで撮影、HDRで制作。肉眼では気づきにくい、動物たちの色彩の特徴などを表現する。

■メ~テレの次世代放送への取り組み

・2015年9月、東海エリア初となる「HDR対応4K編集室」の運用を開始。
・本格的4K番組『ALL 4 DANCE(全編ロケ)』、『Bomber-EダンスナイトSP(スタジオ収録)』などを制作し、4K番組の制作ワークフローを確立。『Bomber-EダンスナイトSP』は編集も同社4K編集室で実施。
・神戸市の観光名所をフルハイビジョンの16倍の解像度を持つ8Kカメラで撮影。2015年11月に神戸市で開かれた第8回ACMシーグラフアジアの神戸市ブースで上映。