リブゼント・イノベーションズ株式会社は、リブゼントの社内事業部として、リグ制作とワークフロー開発を支えるプロフェッショナル集団「BACKBONE」スタジオを設立したことを発表した。

■スタジオ設立の背景と目的

リグ制作はモデリングとアニメーションの架け橋となりコンテンツ全体の品質と生産性にも大きく影響する重要な工程。しかし、多くの制作チームにおいてリグの担当者が慢性的に不足し、担当者が居たとしてもリグ制作の工程に苦労しがちな状況も多い。その背景として、クリエイティブとテクニカルのスキルを同時に求められる特殊な職種であること、またその職業の魅力が充分に伝えられていないこと、リグを「学ぶ機会」や「技術共有の環境」が不足していることなど、様々な理由が考えられる。そこでBACKBONEスタジオは、リグおよび周辺制作パイプラインのエキスパート集団である事を生かし、リグに特化した中立のスタジオとして「リグの受託制作」、「リグ制作工程へのコンサルティング」、「周辺のワークフロー開発」、「研修や講習会などの教育プログラム」、「ノウハウの情報発信」などの活動を通じて、これらの課題を少しずつ解消していきたいと考えているという。

■BACKBONEについて

スタジオ名:BACKBONE
所在地:〒106-0047 東京都港区南麻布3-19-16 アーバンネット南麻布3階
設立日:2017年7月10日
代表電話番号:03-6869-3291
事業部長:福本健太郎
主な事業内容:リグコンサルティング/ディレクション、リグ受託制作、ワークフロー開発、ツール開発、企業様向け研修、人材教育/育成
URL:backbone-studio.com

■福本健太郎氏、略歴

1978年、兵庫県生まれ。大学卒業後、専門学校を経て2002年に株式会社デジタル・フロンティアに入社。アニメーター、セットアップグループリーダーとして活動し、2007年に株式会社ポリゴン・ピクチュアズに移籍。アニメーションの経験を生かした「アニメーター目線のリグ」、「軽いリグ」、「量産・効率化リグシステム」の開発を得意とし、ゲーム、映画、TVシリーズなどの長編案件でリギングスーパーバイザーとして活躍。2012年にアセット部部長に就任しリギング、モデリング、エンバイロメントの3グループを統括。2017年、リグに特化した BACKBONE スタジオを設立。
代表作:『ディノクライシス3』(02)、『鉄拳5』(06)、『アタゴオルは猫の森』(06)、実写映画『DEATH NOTE』(06)、『白騎士物語』(08)、『My Friends Tigger & Pooh』(08)、『ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~』(09)、『トランスフォーマー プライム』(10)、『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』(11)、『トロン:ライジング』(12)、『シドニアの騎士』(14)、『ストリートファイターⅤ』(16)、『Lost in Oz』(16)、『BLAME!』(17) など