『Ingress』や『Pokémon GO』など、地球全体を舞台にした「外に出る」ゲームを開発、提供するNianticが、「Tokyo Studio」を設立することを発表した。

■概要

米国サンフランシスコに本社を持つNianticは、「歩いて冒険しよう(Adventures on foot)」の企業ミッションのもと、最先端のAR技術と地図情報データをベースに『Ingress』や『Pokémon GO』など、地球全体を舞台にした「外に出る」ゲームを開発、提供している。2015年にGoogleから独立した米国の企業だが、グローバルでひとつのチームという考えのもと、日本人や日本に関係するメンバーがマネジメントチームにも存在し、サービスやビジネスの判断においても日本からの視点や意見も重要視されている。そして今回、日本を含む、世界各地の人々に向けたサービスの開発を行うことを目的に、日本に開発チーム「Tokyo Studio」を設立することとなった。

日本に開発チームを持つに至った経緯には、2つの大きな点があるという。ひとつめは、日本に優れた開発者が多く存在していること。技術的なレベルはもちろんのこと、Nianticに、ゲームやポップカルチャーをはじめとする、ユニークな文化を持つ日本という市場を背景に持つ開発者が増えることで、よりおもしろいものが生まれると考えているという。ふたつめは、日本にNianticのゲームを楽しんでいる多くの人々が存在していること。『Ingress』においても『Pokémon GO』においても、日本は最も大きな市場のひとつ。プレイヤーからたくさんのフィードバックをもらうことで、ゲームもNianticも成長を続けてくることができた。大切なユーザーのそばに開発チームを置くことは、Nianticにとっても、将来的にはゲームプレイヤーにとってもメリットになると考えたという。Tokyo Studioのメンバー募集については随時、こちらで案内予定だ。