Uni-Virtual License検討委員会(代表:動く城のフィオ)は、3Dクリエイター向けに、3Dモデルなどのデジタルデータの利用規約テンプレート「Uni-Virtual License(ユニバーチャル・ライセンス)」を発表した。

■Uni-Virtual Licenseとは

Uni-Virtual Licenseは、著作権の存在を前提としつつ、作品のクリエイターとユーザーの双方が安心して作品を発表し、改変し、自身のアバターとして使うことができる利用規約のテンプレート。バーチャル空間におけるアバター需要の高まりに伴い、多くの3Dモデルがカスタマイズされ、二次創作物として使用される文化が生まれている。Uni-Virtual Licenseは、そのような文化の中で著作権を前提としながら、クリエイター、ユーザーどちらにとっても適切に一次・二次双方の創作活動ができる文化を作ることを目的としてつくられた。

■Uni-Virtual Licenseの特長

Uni-Virtual Licenseは、1つの「基礎条項」と8つの「個別条項」のコンポーネントで構成されている。クリエイターは自身の作品の利用規約を、これらのコンポーネントを組み合わせることで表明できる。また、「Uni-Virtual License Generator」を使えば、いくつかの質問に答えることで、自身に最適な利用規約を簡単に作成できる。Uni-Virtual Licenseは、リリース時から日英の2言語に対応しており、海外ユーザーに向けた利用規約も同時に作成できる。Uni-Virtual Licenseのサイトでは、作成した利用規約のURLを個別に発行でき、そのリンクを貼り付けることでユーザーに掲示することができる。

個別に選択可能なUni-Virtual Licenseの組み合わせは以下のとおり。これらの内容は、今後利用者と議論を重ね、さらにアップデートしていく予定だという。