株式会社バーチャルキャストは、同社が運営する3Dデータ共有サービス「THE SEED ONLINE」において、自作アイテム・アバターが取引できるユーザーストアの有料販売やクリエイターの創作活動を応援できる「推しアセットプログラム」の導入など、各種機能のアップデートを11月12日(木)より開始した。
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■ユーザーストアで自作アイテムやアバター、ロケーションが販売できるように

「THE SEED ONLINE」ユーザーストアでは、VR向けのアバター3Dモデルやアイテム、そして街やスタジオなどのロケーションをユーザー間で自由に取引することができる。これまでは、無料での取引に限定されていたが、今回のアップデートにより、有料アイテムをユーザー間で売買することが可能になった。アイテムを販売したいユーザーは、THE SEED ONLINEにアカウントを登録し、アバターはVRM形式(※1)、アイテムはVCI形式(※2)もしくはGLB形式でそれぞれデータをアップロードし、販売に必要な情報を入力すれば、誰でもTHE SEED ONLINE上に自身のストアを開設することができるようになる(初期費用・月額費用無料※3)。また、ユーザーは自身のアカウントに、THE SEED ONLINEの専用通貨であるVCC(バーチャルキャストクレジット)を事前にチャージすれば、Webサイト上のみならずTHE SEED ONLINEと連携するVRアプリ内でも直接アイテムを購入することが可能になった。

※1 「VRM」はドワンゴが開発したプラットフォーム共通のファイル形式で、対応アプリケーション全てにおいて同じアバター(3Dモデル)データを使うことができる
※2 VCI(バーチャルキャストインタラクティブ)は、バーチャルキャスト内で利用できる背景・アイテムデータのファイル形式であり、プログラムを組み込んだり、別々のアイテムと相互間でデータをやりとりすることで、3D空間上でのさまざまな制御や表現を行うことができる
※3 アセット(アイテム)販売時にサービス利用料23%がかかる

■VR空間内で個人ストア設置、常設展示販売が可能に

THE SEED ONLINEのユーザーストアおよびVRライブ・コミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」のβ版に新たに追加された新機能の「ルーム」システムを組み合わせることにより、ユーザーはVR空間上に自身の個人ストアを設置することができるようになる。ストアの外観・内観は好みに合わせてカスタマイズ可能。また、作成されたストアはVRユーザーであれば、誰でもいつでもアクセスすることができ、来店者は展示品を鑑賞するほか、実際に手に取って試着し、作成者と会話を交えるなど、リアルさながらのショッピング体験をVR空間上で味わうことができるようになる。
バーチャルキャスト「ルーム」機能とは
ユーザーが自由にVR空間を作成し、他のユーザーと一緒に家具やアイテムを設置するなどして遊べる仕組み。作成したルームを公開すれば、いつでも誰でも出入りすることが可能となり、設置したアイテムの位置情報も保存される。また、従来の「スタジオ」では、カメラワークがスムーズに行えるように壁などの当たり判定がありませんでしたが、ルームでは高さや壁の概念が加わり、より多彩な遊び方ができるようになった。

■クリエイターの創作活動を応援し、報酬も獲得できる「推しアセットプログラム」

「バーチャルキャスト」では、ユーザーが自身のアバターに帽子やアクセサリーなどのバーチャルアイテムを装着することができる。また、ユーザーはそのアイテムをタッチすれば、VR空間外の販売ストアに行かずともその場でアイテムを直接購入してバーチャルキャスト内や連携アプリで使用することが可能だ。今回新たに導入する「推しアセットプログラム」では、自身が装着あるいは所有しているアイテムを経由して他のユーザーがそのアイテムを購入した場合、紹介料(報酬)として購入代金の一部が支払われる。これによりユーザーは、オススメのアイテムを身に着けて歩いたり、セレクトショップをVR空間内で開設したりすることで、推しクリエイターの商品販売ひいては創作活動を応援することができるようになる。なお、推しアセットプログラムの報酬はTHE SEED ONLINEの運営費用から支払われるため、バーチャルアイテムを販売するユーザーへの売上分配額に影響はない。