スペースラボ株式会社は、企業や団体向けにオーダーメイドが可能なバーチャルオフィスプラットフォーム「XD SPACE for Office」β版の提供を開始した。

■サービス概要

同社が提供する「XD SPACE for Office」は、バーチャル空間上にオーダーメイドのオフィスを開設できるプラットフォーム。アプリのダウンロードが不要で、WebブラウザにURLを入力、登録IDでログインするだけでバーチャルオフィスへ出勤が可能だ。Webカメラで自身の顔を投影したアバターで、リッチな3DCGでつくられたバーチャルオフィス空間を自由に歩き回れるほか、アバターで社員同士の音声会話ができ、他の社員の存在や相手の状況をリアルタイムで感じ取れる。

これまでのテレワークの「孤独を感じる」、「チャットのやりとりではタイムラグがあり、周りの反応がわかりにくい」、「気軽に話しかけにくい」、「勤務管理が極端な拘束か放置のどちらかに二極化してしまう」といった課題を、視覚と聴覚に双方向性を持たせ、よりリアルに近い体験共有を実現することで、自然なコミュニケーションを誘発し雑談などがしやすい環境を整える。

他にも、海外事業部やグループ企業との連会など、オフラインでは直接のコミュニケーションが難しかった部署とも気軽なコミュニケーションが可能になり、新しいシナジーの創出を目指すことができる。また、企業や団体ごとのニーズに応じ自社のオフィスを設計するように、オーダーメイドで空間の広さや数、デザイン、システムを個別最適化することが可能だ。

同サービスは、Withコロナで急速に高まるテレワークとコミュニケーションの課題に対する新たなニーズに向けて開発が行われた。なお、同サービスに搭載しているWebブラウザ上でアバター同士が音声会話によってコミュニケーションが図れるコミュニケーションシステム「XD SPACE」は現在、特許申請中の世界初システムとなる。