CGプロダクションとして様々なジャンルのCG制作を行なってきたイクサ株式会社(以下、exsa)が、そのノウハウを活かし、さらなる業務拡大と技術向上を目的としたモーションキャプチャスタジオをグループ会社である株式会社Studio Tantaのリハーサルスタジオ内に設立した。スタジオは富ヶ谷にあり、収録は1時間から使用可能だ。VtuberやVR/AR、TVアニメ、アイドルコンテンツがひしめく中、制作過程においてモーションキャプチャを避けて通ることができない昨今、エンタテインメントから挙動や運動解析など企業にも深く浸透している技術を手軽かつスピーディーに提供することを目指しているとのことだ。
■充実した機材によりモーションキャプチャの可能性を広げる
システムは米国NaturalPoint社製OptiTrackのPrime41が11台、Prime17Wが14台の合計25台で構成。ヒューマンボディや剛体の収録だけでなく、パフォーマンスキャプチャや細かなニュアンスのモーション収録にも対応できるよう、フェイシャルキャプチャは、Dynamixyzのヘッドマウントカメラ(HMC)と高精度なトラッキングからリターゲティングを行なうPerformer2を導入。またフィンガーキャプチャには、IGS-Cobra Gloveの、13-Sensor Glovesを導入し、手や指の微細な動きまで再現できる。加えてバーチャルカメラシステムInsight VCSを備え、バーチャル環境に映画のようなリアリティのあるカメラワークや、コンサート会場のようなライブ感あふれるカメラワークなども再現可能。プレビズなどにも適しており、カメラワークの可能性が広がる。
■アクターが演じやすい環境を強化
同スタジオでは、ダンススタジオやフィットネスクラブなどで使われる大型ミラーが常設され、ダンスモーション、殺陣などの演技やフォーメーションもアクター自身が動きを確認しながら収録可能。音楽のリハーサルスタジオも兼ねており、今流行のダンスやバンドキャラの収録時はよりリアルで臨場感のある音で現場をつくり上げ、音響面でのサポートも厚い。音楽スタジオの構造を活かし、高さが必要なモーションもカバー可能だ。アクターやクライアントには別室の待機室、メイクルームやシャワールームを完備し、特にアクターがリラックスして演技に入れる環境を重視した施設が設計された。
■利用者へのサービス
併設されているフレンチレストランから、旬や産地に拘ったシェフ考案のランチボックスが提供可能。現場ならではの緊張感がある収録から解放され、味を楽しんでもらうサービスもある。
■トータルコーディネート
モーションキャプチャだけでなく、CGプロダクションの強みをいかし、モデリングから映像のフィニッシュまでCG制作のサポートをノンストップで行なっていく予定。
■exsa株式会社
商 号:exsa株式会社(イクサ株式会社)
設立日:2004年04月01日
所在地:東京都新宿区西新宿6-10-1 日土地西新宿ビル21F
代表者:代表取締役社長 長谷川 貴久
資本金:1億円(2018年1月現在)
事業内容:・3DCGを使用した映像の企画・制作
・2Dアニメーションを使用した映像の企画・制作
・グラフィックデザイン全般の企画・制作
・パチンコ・パチスロの企画・制作
・自家焙煎珈琲の運営(白金珈琲)
URL:(キャプチャ お問い合わせ)http://www.exsa.jp/motioncapture.html
URL:https://www.studiotanta.jp/studio/studio3.html
■株式会社Studio Tanta
商 号:株式会社Studio Tanta(株式会社スタジオ タンタ)
設立日:2002年2月1日
所在地:東京都渋谷区富ヶ谷1-11-1
代表者:代表取締役社長 長谷川 貴久
資本金:4000万円
事業内容:・レコーディングスタジオ及びリハーサルスタジオの運営
・レストランの経営、運営
URL:https://www.studiotanta.jp/